「釜石まつり」2年連続の中止に 新型コロナ感染拡大防止図る
今年も中止が決まった「釜石まつり」。感染症が原因での中止は関係者も記憶にないと話す=写真:2019年
10月15~17日に予定されていた釜石市の「釜石まつり」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止される。6日に開かれた釜石まつり委員会(委員長=野田武則釜石市長)で決まった。2年連続の中止となる。
釜石の秋を彩る同まつりは、尾崎神社(浜町)と釜石製鉄所山神社(桜木町)の合同祭。1967(昭和42)年の市制施行30周年を機に始まり、釜石湾内での曳き船まつり(尾崎神社海上渡御)、両神社合同みこし渡御が呼び物の市内最大規模の祭りとして親しまれる。
東日本大震災があった2011年にも合同祭の神事は行い、翌12年からは合同渡御も復活。まちの復興を後押ししてきたが、昨年春から続く新型コロナ感染症の影響で、今年の合同祭も見送られることになった。曳き船まつりは2019年も悪天候のため開催できず、3年連続という異例の中止となった。
大漁、海上安全などを祈願する「曳き船まつり」。来年こそはと願わずにはいられない=写真:2017年
両神社はそれぞれ宵宮祭、例祭の神事を、規模を縮小して関係者のみで行う予定。
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