釜石市新庁舎が開庁 効率的な行政サービス提供へ業務開始 防災、交流拠点も担う


2026/09/28
釜石新聞NewS #地域

釜石市役所新庁舎で業務がスタート。市民が多く利用する窓口は1階に集中する

釜石市役所新庁舎で業務がスタート。市民が多く利用する窓口は1階に集中する

 
 釜石市は24日、天神町に建設した新庁舎を開庁し、業務を開始した。分散していた行政機能を集約し、市民の利便性向上と効率・効果的なサービス提供を目指して窓口環境を整備。さっそく市民らが訪れ、証明書の発行など各種申請を行った。
 
 業務開始を前に開庁式が行われ、小野共市長が「1つの節目であり、未来に向かう新たな出発点。市民目線を大切にした丁寧で質の高い行政サービスを提供し、信頼される市政づくりに全力で取り組む。この新庁舎が市民の安心を支え、人をつなぎ、未来を切り開いていく拠点となることを願う」とあいさつ。市職員ら約100人が見守る中、関係者らがテープカットし、市の新しいランドマークの始動を祝った。
 
新庁舎の開庁を祝って小野共市長(右から4人目)らによるテープカットが行われた

新庁舎の開庁を祝って小野共市長(右から4人目)らによるテープカットが行われた

 
 新庁舎は鉄骨鉄筋コンクリート造4階建てで延べ床面積は約9000平方メートル。只越町や大渡町など7カ所に分散する各部署を集約した。市民が多く利用する窓口は1階に集中。発券機から番号札を取って待合スペースに行き、順番が来たら窓口に行くスタイルとなっているが、開庁初日とあってエントランスホールにある総合案内、発券機近くに職員が立って案内をサポートしたことから、窓口での手続きもスムーズに行われた。
 
開庁初日は釜石市職員が来庁者への案内をサポートした

開庁初日は釜石市職員が来庁者への案内をサポートした

 
 住民票を取るために来庁した大平町の和田裕子さん(64)は「すごくきれいですよね、外観も中も。開放的な感じでとってもいい印象。手続きもすんなり。必要な手続きが重なった時に1カ所で済むのは便利になると思う」と歓迎した。
 
 真新しい職場環境に市職員も気持ち新たに業務を開始。最年少職員としてテープカットに参加した市地域包括ケア推進課の留畑史花さん(18)は「新鮮な気持ち。市民の皆さんに丁寧に対応し、ニーズに応えられるようにしたい。フロアを共有する他の課の職員とも新しいつながり生まれたらいいですね」と期待を口にした。
 
開庁した釜石役所新庁舎。防災、交流拠点の役割も担う

開庁した釜石役所新庁舎。防災、交流拠点の役割も担う

 
 新庁舎は防災拠点としての機能も有し、国や県が公表した最大クラスの津波浸水想定を受けて地盤をかさ上げしたほか、重要な書類やデータは2階以上のフロアに保管。3000人ほどが一時避難場所として使える大会議室は4階に設置した。また、市民が気軽に訪れ交流できる憩いの場としての活用も想定。エントランスホールに隣接する「みんなのホール」は休憩利用のほか、イベント開催にも対応する。

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