夢に続く学びの道へ 釜石市国際外語大学校で入学式 新入生、環境変化「対応も挑戦」

少し緊張した面持ちで入学式に臨む新入生
釜石市国際外語大学校(及川源太校長)は15日、同市大町の市民ホールTETTOで入学式を行った。開校して3年目の今春、外語観光、日本語の2学科に計11人を受け入れ。夢や目標の実現に向け必要となる学びのスタートラインに立った新入生の成長を支え、後押ししていく。
日本人向けの外語観光学科に市外から3人が入学。外国人対象の日本語学科はネパール、ミャンマー出身の8人を迎え入れるが、入国時期が遅れている学生もおり、入学式にはミャンマーからの留学生2人が参加した。

在校生らの歓迎を受けながら入場する新入生
新入生は保護者、鈴子町の校舎で学ぶ在校生、教職員らの拍手を受けながら入場。スーツや母国の民族衣装を着用し、少し緊張した面持ちで臨んだ。一人ずつの呼名に元気な声で応じ、一礼。及川校長から「入学を許可します」と言葉を受けると、晴れ晴れとした表情で背筋を伸ばした。
及川校長は式辞で「失敗を恐れず、たくさんのことにチャレンジしてほしい。挑戦の先には必ず新しい景色が見えてくる。仲間や自分を信じ、釜石という地での学びを存分に楽しんで」とエールを送った。

新入生は及川源太校長の激励に耳を傾けた
新入生2人が誓いの言葉。塾の英語教師を目指す欠ノ下明希さん(19)は「多様な方々と積極的に交流を重ねたい。目の前の課題を自分事として捉え、どうすれば解決できるかを粘り強く考え、それを正確に届けるための語彙(ごい)力を養いたい」と決意を表した。久慈市出身で、進学を機に親元を離れ「一人暮らし」にも挑戦。生活環境の変化に少し不安を感じるというが、「自立した大人へ一歩ずつ着実に前進していく」と前を向いた。

新しい挑戦へ誓いの言葉を述べる欠ノ下明希さん

日本で学ぶ意欲を伝えるアウン ミョー トゥーさん
ミャンマー出身のアウン ミョー トゥーさん(21)は「自動車の専門学校に入学して日本の会社で働くことが夢です。先生方、先輩たち、そして釜石のみなさん、2年間どうぞよろしくお願いします」と、はきはきとした声で気持ちを伝えた。すでに釜石での生活は始まっていて、初めて見た「サクラ」に感激。道を歩き「シカ」に出合ったり、写真を撮って楽しんでいる様子。「海と山がある静かな町」で思い描く未来を形にするため「頑張ります」と笑顔を見せた。
各学科の在校生が歓迎の言葉。「(釜国は)全員で学び合う場所。皆さんそれぞれの『らしさ』を存分に発揮して、『やってみたい』を実現できる環境になることを願う。目の前のことを一緒に面白く学んでいきましょう」「新しい仲間を迎えることができて、とっても嬉しい。新しい環境での生活はドキドキすることや分からないことがあるかもしれない。だから、困った時は1人で悩まず、いつでも声をかけて」などと呼びかけた。

夢や目標を持って入学した新入生を在校生が歓迎する

記念にパチリ。笑顔を広げる新入生、学校関係者ら
同校は学校法人龍澤学館(盛岡市)が運営する専門学校で、2024年4月に開校。26年3月には初の卒業式を行い、1期生を送り出した。現在、新入生を含め52人が在籍。外語観光学科では2年間、英語や観光マネジメントのほか、動画編集なども学ぶ。日本語学科の留学生は2年かけて日本語の読む、聞く、話す力を培う。加えて、2学科ともに地域のイベントや祭りに参加したりしながら、市民との交流も深める。
松島理香子副校長は「地域の理解、応援があり、支えられて本校の活動は続けられる。留学生にはマナーやルールを指導していくが、先輩たちがいろいろ伝えてくれる部分も多い。在校生と一体となり、釜国を巣立った後も日本で生かせる力、人間性を育んでいきたい」と見守る。

釜石新聞NewS
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