雪に歓声!かまいし冬あそび 横手かまくら、滑り台出現 あったかグルメも集合「満腹~」

街なかに出現した雪の滑り台で遊ぶ子どもたち=10日
かまいし冬あそび(釜石観光物産協会主催)は10、11の両日、釜石市鈴子町のシープラザ釜石周辺で開かれた。雪遊びや木製玩具との触れ合い体験など子どもたちが喜ぶ企画を多数用意。熱々のラーメンをかき込む早食い競争や汁物のお振る舞いなど、寒い時期ならではのあたたかさを味わえる食の催しもあり、家族連れらが楽しんだ。
子どもらの人気を集めたのはシープラザ西側駐車場に出現した、かまくらと雪の滑り台。釜石市の友好都市・秋田県横手市から運ばれた約50トンの雪を使い、横手市の“かまくら職人”と釜石市職員がそれぞれ作った。

はんてんやヘルメットを身につけ「横手かまくら」体験
かまくらでは中にまつられた水神様に家族の健康などを祈願したり、はんてんや職人が作業時に使うヘルメットを身につけて写真を撮ったり。滑り台ではそりが無料で貸し出され、子どもたちは歓声を上げながらそり遊びに夢中になった。
栗林町の小学生伊藤晴喜さん(2年)は「怖いけど楽しい。久しぶりのそり滑りだから、ついつい叫んじゃった」と大はしゃぎ。父の健さん(44)は「雪の少ない釜石で雪に触れられる貴重な体験。横手から届けてくれてありがたい。また来年も」と望んだ。

そり滑りに夢中になる子どもたち。笑顔が広がった
釜石の冬のイベントにかまくらがお目見えしたのは8年ぶり。横手市観光おもてなし課の佐藤健一郎主査(47)はたくさんの笑顔に触れ、「作ったかいがあった」と頬を緩めた。コロナ禍などがあり雪遊びの提供は控えていたが、両市間ではイベントへの特産品提供といった交流を継続。同課の山本剛課長(54)は「雪はつらい、苦労というイメージが強いが、喜んでもらい、雪が降るのも悪いことではないと思った。観光資源を生かしたつながりを強められたら。ここで和んで、横手にもぜひ」と期待した。

かまくら体験で撮影サービスに応じた横手市の佐藤健一郎さん

いぶりがっこ、甘酒…魅力ある食も紹介した横手市の販売ブース
子ども向けには電動カートなどを楽しむ乗り物広場、花巻市の体験型木育施設・花巻おもちゃ美術館の「出張おもちゃ美術館」などもあった。ステージイベントでは郷土芸能の虎舞が披露され、全国に発信したい釜石の特産品を投票するコンテスト企画も実施。市内外のグルメを味わえるキッチンカーが並んだほか、近くの駅前橋上市場「サン・フィッシュ釜石」では地酒や浜焼きなどが味わえる「かまいし屋台村」も同時開催された。

電動の乗り物を走らせて笑顔を見せる子どもら

木製おもちゃ、虎舞、バルーンアートなど催しが多彩に
10日に振る舞われたみそ仕立ての豚汁は地元の味「藤勇しょうゆ」が隠し味。屋外で食す来場者らを心身ともにあたためた。11日に行われた名物・釜石ラーメンの食べる早さを競う「腹ペコまつり」も8年ぶりに復活。挑戦者は「ふーふー」と息を吹きかけながら、アツアツの麺やスープを胃に流し込み、「食べて満腹ー」と叫んだ。

アツアツの豚汁のお振る舞い=10日

あったかグルメで屋外でもあったかい。「あ~ん」

釜石ラーメンの早食い競争「腹ペコまつり」=11日
ラーメンを提供した店舗の一つが、シープラザ内で営業する軽食&喫茶ユーモア。店主の前川朱美さん(64)は「にぎわいを生む催しに協力できたらいい」と腕を振るった。地元の味を提供し約20年。「常連さんに支えられ今がある。経営は大変だが、『おいしかったよ』のひと言で元気が出る」と、感謝を込めて店に立つ。

ピースサインをしながら笑顔を見せる前川朱美さん=11日
冬あそびは冬休み中の子どもたちに楽しんでもらい、多彩な催しでまちを活気づけるのが狙い。同協会が入るシープラザは今年、開業30周年を迎える。佐々木一伸事務局次長(55)は「釜石駅前周辺の施設が協力し、にぎわいの呼び戻しに力を入れたい」と意気込む。恒例となっている春の大型連休期間に合わせたイベントも予定する。

釜石新聞NewS
復興釜石新聞を前身とするWeb版釜石新聞です。専属記者2名が地域の出来事や暮らしに関する様々なNEWSをお届けします。取材に関する情報提供など: 担当直通電話 090-5233-1373/FAX 0193-27-8331/問い合わせフォーム











