園児が描く「釜石の海」 未来への希望を表現 「海の日」絵画コンクールで7人表彰


2022/09/24
釜石新聞NewS #文化・教育

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「海の日」絵画コンクールの入賞者、実行委関係者ら

 
 釜石市「海の日」実行委員会(会長・野田武則市長)が主催する絵画コンクールの表彰式が17日、港町のイオンタウン釜石で行われた。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの実施。市内の教育・保育施設の園児たちが「釜石の海」をテーマに色彩豊かな作品を寄せ、入賞した7人を表彰した。入賞作を含めた全作品は同会場で19日まで展示された。
  
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「釜石の海」をテーマにした色彩豊かな作品が並んだ

  
 コンクールは海の恩恵に感謝する「海の日」の普及を目的に、写真と絵画部門で作品を募集し実施してきたが、コロナ禍で2020、21年は中止した。3年ぶりとなる今回は海に夢を持った子どもたちを育てるのを狙いに、絵画のみで開催を決定。こども園や幼稚園、保育園などに話を持ち掛け、賛同した8施設から125点が集まった。審査で金賞1点、銀賞1点、銅賞2点のほか、特別賞として市長賞、釜石海上保安部賞、釜石港湾振興協議会賞の各1点を選んだ。
  
 表彰式で、野田市長は「海の素晴らしさや怖さを共有しながら、海と共に生活していくことを小さいころか学んでほしい。海に関心を持ち、みんなで豊かな海、自然を守っていこう」とあいさつ。釜石海保の虻川浩介部長が「青いきれいな海にたくさんの生き物、船をカラフルに描いた作品ばかり。未来に残そうという希望が表現され、頼もしい」と講評した。各賞受賞者に野田市長、虻川部長らから表彰状と記念品が贈られた。
  
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野田市長から表彰を受ける小笠原叶華ちゃん

 
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入賞作品の前で記念写真を撮る子どもの姿も

  
 金賞に輝いた中妻子供の家保育園の小笠原叶華(かのか)ちゃん(6)は、海で船釣り楽しむ家族の様子を描いた。船に乗ったことがなく、「いつかやってみたい」と夢見る思いを表現。釣ってみたい魚を聞くと、「マグロ!」と元気に答えた。
  
 叶華ちゃんを除いた入賞者は次の通り(敬称略)。
▽銀賞=三浦栞乃(小佐野保育園)
▽銅賞=岩井瑠莉(同)、小池一颯(中妻子供の家保育園)
▽釜石市長賞=小笠原大智(かまいしこども園)
▽釜石海上保安部賞=櫻庭えま(同)
▽釜石港湾振興協議会賞=久保夢空瑠(中妻子供の家保育園)

 

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