高総体、定通制大会で練習成果を存分に 釜石高生が意気込み
野田市長(左)に全国での活躍を誓う釜石高の選手代表
北信越5県(福井、新潟、富山、石川、長野)を中心に開催される2021年度全国高校総合体育大会(インターハイ)と、東京都などで行われる全国高校定時制通信制体育大会に釜石高から出場する選手代表5人が19日、釜石市役所を訪れ、野田武則市長に決意を伝えた。
インターハイは7月25日、定通制大会は同30日に競技が始まり、それぞれ1カ月間熱戦が繰り広げられる。インターハイには同校から空手道に13人、弓道に1人が出場。定通制大会には同校定時制から陸上競技、卓球に各1人が参加する。
同校は男女ともに空手道団体組手で出場する。男子主将の和田悠佑君(3年)は「3年間練習した成果を発揮できるよう頑張る」と意欲満々。女子主将の女澤美晴さん(同)は「無観客での開催だが、支えてくれた人たちへの感謝を込めて臨む。仲間とともに出場する最後の大会。楽しみながら悔いのない戦いをしたい」と熱い思いを伝えた。
全国大会に臨む決意を伝えた生徒たちを野田市長が激励した
弓道部の亀井美冬さん(3年)は個人戦に臨み、全国から集まる選手と競い合う。「3年間の集大成として、いい試合をしたい」と前向き。暑い日が続く中でも練習を重ね、万全の状態で大会を迎える準備を進めている。
同校定時制から陸上競技の男子100メートルに出場する阿部雄一君(4年)は「4年間陸上を頑張ってきた。最後の大会になるので、力を絞り出し限界に挑戦したい」と気合十分。卓球の個人戦に挑む越田凜姫(りめか)さん(同)は「一球一球に集中したい」と抱負を語った。
野田市長は「いろんな経験を積むことが成長のきっかけになる。精いっぱい努力した分だけ得るものがある。がんばれ」と激励した。
高校総体などの出場者は次の通り。
■釜石高
【空手道】(富山県上市町/8月13日―15日)
▽男子団体組手=和田悠佑、鈴木光、似田貝尚人、佐々木鉄馬(3年)、佐藤蓮太、岩間武蔵(2年)、松田郷佑(1年)
▽男子個人組手=佐藤蓮太、鈴木光
▽男子個人形=坂本嘉之(1年)
▽女子団体組手=女澤美晴、藤原充葉、佐藤真鈴(3年)、菊池瑠唯(2年)、佐々木來愛(1年)
▽女子個人組手=女澤美晴、藤原充葉
▽女子個人形=佐藤真鈴
【弓道】(新潟県上越市/7月29日―8月1日)
▽女子個人=亀井美冬(3年)
■釜石高定時制
【陸上競技】(東京都世田谷区/8月22日―24日)
▽男子100㍍=阿部雄一(4年)
【卓球】(奈良県奈良市/8月4日―6日)
▽女子個人=越田凜姫(4年)
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