地域活性化起業人に池井戸さん 釜石市委嘱 まちの魅力発信に向け活動


2021/07/13
釜石新聞NewS #産業・経済

釜石での活動に意欲を見せる池井戸さん(左から2人目)、荒波社長(左)ら

釜石での活動に意欲を見せる池井戸さん(左から2人目)、荒波社長(左)ら

 

 釜石市で4人目となる地域活性化起業人として、ソウルドアウト(本社・東京都文京区、荒波修社長)の社員、池井戸葵さん(29)が着任した。1日に大町の市民ホールで野田武則市長から委嘱状を受け取り、「地域の宝物になるものを見つけて磨き、言葉で表現して、全国に知らしめたい」などと抱負を語った。市商工観光課と総合政策課オープンシティ推進室に兼務として配属され、地域の魅力向上や経済活性化、キャリア教育支援などに取り組む。

 

 同社による社員派遣は、同日に締結した同起業人に関する協定に基づく取り組み。三大都市圏の民間力を地域活性に生かす総務省の企業人材派遣制度を活用した。任期は12月末まで。

 

 池井戸さんは東京都渋谷区出身。ネットビジネス支援事業などを展開する同社では、戦略計画づくりを担うグループに所属する。釜石では地域経済活性化推進研究員として、▽地域独自の魅力や価値の向上▽地場産業の理念の可視化や人材採用サポート▽高校生のキャリア構築支援-などに取り組む。

 

野田市長から委嘱状を受ける池井戸さん

野田市長から委嘱状を受ける池井戸さん

 

 市内企業との議論を通じ、さまざまアイデアを出していく考えで、「頑張っている人たちを元気にしたい。住民たちの誇りにつながるようなサイクルを生み出したい」と意欲を見せた。

 

 野田市長は「これまでに培ったテクノロジー、マーケティングのスキルを生かし、地域の課題を解決してもらえたら。磨けば輝きを発する原石を見いだし、広く発信してほしい」と期待を込めた。

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