夏本番へ!釜石市営プール 屋外50メートルプール開放開始
市営プールで行われた屋外プール開きの神事
釜石市大平町の市営プールは3日、屋外プール開きを行い、今夏の利用を開始した。屋外にある3プールのうち、25メートル、幼児用プールで地質調査が行われるため、利用できるのは50メートルプールのみ(屋内プールは通常営業)。屋外開放は9月5日までの予定。同施設は、小・中学校の夏休み期間(7月22日~8月19日)は無休で営業する。
3日は、シーズン中の安全を祈願する神事が行われた。同プールの市指定管理者・協立管理工業(小笠原拓生社長)、釜石水泳協会(西原義勝会長)、市から12人が出席。尾崎神社(浜町)の佐々木裕基宮司が祝詞を奏上。出席者の代表が玉串をささげ、利用者の安全を祈った。例年、神事の後に行われるスイミングクラブの子どもたちによる模範泳法の披露は、新型コロナウイルス感染防止のため、昨年に続き中止された。
出席者の代表が玉串をささげシーズンの安全を祈る
同施設の昨年度のプール利用者数は約2万4千人。新型コロナ感染拡大に伴う休業要請で4、5月は休館。屋外25メートル、幼児用プールの不具合で工事が行われ、夏季開放が約1カ月遅れたことなどで、前年度より約6千人減少した。
館内ではコロナ対策として手指消毒のほか、3密回避のための対策を講じる。屋内プール利用は1回おおむね1時間30分以内。トレーニングルーム利用は1人1日1時間以内、一度にトレーニングできる人数は10人まで。施設責任者の小笠原重子さん(協立管理工業専務)は「飛沫感染を防止するため、特に更衣室などでは密にならないよう十分注意してほしい」と話す。
今季の屋外開放は50メートルプールのみ。ルールを守って安全な利用を!
この他、利用にあたっては、危険な飛び込みやコースを横断しての遊泳をしないなどマナーを守って安全に利用するよう呼び掛ける。夏休み中は幼児が無料、プールのない市内中学校の生徒は生徒手帳を提示すれば無料となる。市営プール利用についての問い合わせは同プール(電話0193・22・3190)へ。
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