お金の大切さを学ぼう 釜石商議所青年部 市立図書館に絵本
川畑館長に絵本を手渡した菊池会長(左)=釜石市立図書館
釜石商工会議所青年部(菊池直樹会長)は5月28日、子どもたちにお金の大切さを教える絵本「おかねってなぁに?」2冊を釜石市小佐野町の市立図書館(川畑広恵館長)に贈った。絵本は「日本資本主義の父」といわれる渋沢栄一(1840-1931年)が登場し、お金の役割や正しい使い方を解説する内容。菊池会長は「多くの子どもたちに読んでほしい」と期待する。
菊池会長から手渡された絵本に目を通した川畑館長は「分かりやすい内容。子どもたちがお金の大切さや仕事のことを考えるきっかけになる」と感謝。多くの人に手に取ってもらうため、1冊は同館児童書コーナーに、もう1冊は移動図書館車に配架することにしている。
明治から大正時代にかけてさまざまな会社や団体の設立に携わった渋沢は、商工会議所の生みの親。2024年から流通する新1万円札に肖像画が使われることになっている。
日本商工会議所青年部では渋沢の功績を周知するプロジェクトを立ち上げ、渋沢のやしゃご澁澤健さんの監修で絵本を制作。プロジェクト第2弾として、約1万6500部を全国の各青年部を通じて公立図書館などに寄贈している。
釜石商議所青年部では釜石市教育委員会にも絵本33冊を寄贈。幼稚園、小学校などに配布してもらう考えだ。
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