おうち時間を楽しもう!自宅での楽しみ方を提案する本を展示 釜石市立図書館
工作や遊びなどおうち時間を楽しめるお薦めの本を集めた企画展
釜石市小佐野町の市立図書館(川畑広恵館長)は、自宅でできる工作やおやつ作りなどの本を集めた「楽しもう!おうち時間」展を開いている。新型コロナウイルス感染症の影響で外出を控える傾向が続く中、充実した時間を過ごしてもらおうと1階展示ホールでお薦めの本を紹介している。15日まで。
最近よく耳にする「おうち時間」。コロナ禍がまだ続きそうな中、「何をして過ごせばいいの?」と迷う人も少なくない。そんな悩みを解消させて自宅で過ごす時間を充実させる1冊探しを手伝う、関心分野を広げてもらえるようなお薦めの本70冊が並んでいる。
普段とは違った料理を楽しみたい人に世界各地の家庭料理やスイーツのレシピ集、新しいことを始めようと考えている人には家庭菜園、家具づくりDIY(日曜大工)などを紹介。家で過ごす時間が増えたことで「何かに挑戦したい」と考える人を後押しするアイデアを提案する。お金をかけず気軽に家族で楽しめる工作や遊び、クイズ集などもある。
子ども向けに本との出合いを提案する企画展も実施。赤ちゃんと一緒に絵本に親しんでもらう「スタートブック」や読み聞かせにお薦めの本などが並んだが、現在は終了。紹介した本は乳幼児向けコーナーで手に取ることができるようにしている。
本との触れ合いを促す「ブックスタート」のための乳幼児向け絵本も充実している
コロナ禍の中、同館では検温器や手指の消毒液の設置、換気、マスク着用の呼び掛けなど対策を取り、安心安全な読書空間づくりに努める。図書館の書籍を安心して利用してもらおうと、図書除菌機も導入。利用者が本を借りる際に自由に使用でき、ウイルスや菌を除去して持ち帰ることができる。
石市立図書館に導入された図書除菌機。利用者も自由に利用できる
今後も郷土について学んだり、季節の行事に合わせた特集などニーズに応える企画展を展開。感染対策に工夫を凝らしながら定期イベントの映画会(第2土曜日)、おはなし広場(第3土曜日)も継続し、読書の楽しさを発信する。
川畑館長は「目先を変え、楽しんで過ごしてもらえるような取り組みを考えていきたい」と先を見据える。
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