新春ならでは 大盤振る舞い〜イオンタウン釜石、餅まきで大盛り上がり


2020/01/09
復興釜石新聞アーカイブ #地域

3年目となった元日の餅まきは今年も大にぎわい

3年目となった元日の餅まきは今年も大にぎわい

 

 釜石市内の初売り商戦は元日からスタート。2014年3月にオープンした港町のイオンタウン釜石は6年目の初売りを迎えた。元日は通常より1時間早い午前8時の開店を前に、昨年を270人ほど上回る約830人が列を作り、期待の高さをうかがわせた。元日の入店客は約1万6800人に上った。

 

 初売りのお楽しみ「福袋」は専門店とスーパーセンター合わせ、5700個を用意した。今年は元日から売れ行きが好調で、昼ごろまでに完売した店も。昨年10月の消費増税の反動もあってか、金額以上の商品が入る福袋は人気を集めたようで、複数の福袋を手にする客も多く見られた。

 

 元日は2階のイベントスペースで、初売りを盛り上げる「紅白餅まき」を実施。開始時刻の午前11時には同スペースを埋め尽くすほどの大勢の人が集まった。客と新年のあいさつを交わした森信義モールマネジャーは、今年3月でオープンから丸6年となる同施設について「ここは出会いの場。展示、発表会などにも利用していただき、商業だけではない店づくりを目指したい」と意気込みを示した。まかれた餅は3千個。8割には「専門店賞」として、各店舗の割引券や体験券などが入れられており、新春ならではの大盤振る舞いに客が笑顔を広げた。

 

 東京都世田谷区の櫛引明佳さん(43)は家族4人で甲子町の実家に帰省中。元日、初売りに足を運んだ。「震災後、まだ店が少ない時にイオンが釜石に来てくれて、まちはだいぶ変わったと思う。(釜石復興に)果たしている役割は大きい」と実感。長女の桃佳さん(9)は両手に餅を広げ、「楽しかった」と満足げ。「学校の宿題で書き初めをするので、半紙と硯(すずり)を買おうかな。岩手にいる間にそり滑りや温泉にも行きたい」と目を輝かせた。

 

 イオン釜石は昨年、ラグビーW杯釜石開催を盛り上げようと、「食・観光・歴史」をキーワードに三陸をアピールする物販や展示企画を実施。集客策の長期開催イベント「チームラボ」には期間中、約1万8千人が来場した。「外国人を含め県外からのお客さまが増えた実感はある。飲食、食品関係(土産物など)は特に好調だった」と森マネジャー。今後の店舗展開について「ニーズの高い健康やカルチャー(趣味)に関する店、講習会など体験型の機会も増やしていければ」と話した。

 

(復興釜石新聞 2020年1月4日発行 第855号より)

 

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