釜石SWジュニア、ラグビーW杯へ夢膨らませ〜新シーズンへキックオフ
待望のシーズン到来に心躍らせながら練習に励むSWジュニアの団員ら
釜石シーウェイブスRFC(SW)ジュニアの2017年度ラグビースクール開校式は2日、釜石市甲子町のSWクラブハウス中庭で行われた。幼児と小学生の新入団員9人を迎え、総勢42人で新シーズンを始動。それぞれに掲げた目標の達成へ一歩を踏み出した。
開校式には団員と保護者、運営スタッフらが顔をそろえ、スクールの大畑勇校長代行があいさつ。SWの選手が団員を激励し、新入団員、指導員の紹介などが行われた。本年度は幼児と小学生32人、中学生10人が団員登録。14人の指導員が活動をサポートする。
大畑校長代行は「19年のラグビーW杯に向け、釜石が各方面から注目を浴びている。SWジュニアも釜石のラグビーを支えているという気概を持ち活動していきたい」とし、震災後の多くの支援、支えてくれる家族らへの感謝の気持ちを忘れず活動に励むことを団員に期待した。
式の後は、市球技場で年代別に練習を開始。新シーズンのスタートに気を引き締めながら、さまざまな練習メニューをこなした。新入団員の桝澤大輝君(甲子小1年)は「かっこいいから(ラグビーを)やりたいと思った。タックルを頑張りたい」と仲間と元気にグラウンドを駆け回った。
ラグビースクール開校式に出席した釜石SWジュニアの団員とスタッフら。新学年になり、団員のさらなる成長に期待!
SWジュニアは本年度も定期練習、各種大会や強化合宿への参加でチーム力の向上、個々のスキルアップに努めるほか、SWの試合のエスコートキッズ、観戦などを通じ将来の夢を育む。毎週日曜日(午前9時~11時半)に全体練習、水曜日(午後6時半~8時)に小学校中・高学年と中学部の練習を行う。
新キャプテンの及川勝太君(小佐野小6年)は「高学年は秋の県大会優勝、中学年はレベル向上、低学年は楽しくラグビーをやることを目標にしたい」とチームを率いる意気込みを示し、2年後に迫ったW杯について「すごい選手が釜石に来て試合を繰り広げてくれるのが楽しみ。期待は大きい」と目を輝かせた。
(復興釜石新聞 2017年4月5日発行 第577号より)
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