地域づくり、観光振興サポート〜「釜援隊」第5期4人を委嘱

2016/07/08|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

復興まちづくりへ決意を新たにする「釜援隊」第5期の4人

復興まちづくりへ決意を新たにする「釜援隊」第5期の4人

 

釜石市は6月28日、さまざまな復興事業やまちづくりの手助けをするリージョナルコーディネーター(通称・釜援隊)の第5期4人を委嘱した。多彩な職歴を持つ新メンバーは市内の各地域や団体などに派遣され、地域コミュニティーづくりや観光振興などをサポートする。

 

委嘱状交付式が市役所で行われ、野田武則市長は「古里への思い、復興への考えをしっかり持った素晴らしい人材を迎えることができ、大変心強い。今後関わるのはまちづくり、国づくり、人生の歩みに密接に関わる取り組みで、それぞれの分野での活躍を期待する」と激励した。

 

第4期4人のうち3人が釜石出身者。花坂康志さん(27)=小川町出身=は、この春まで東京都でシステムエンジニアとして働いていた。「ハードからソフトの移行期のこの時期に、自分のスキルを古里で生かせるのでは。自分なりの盛り上げ方があるはず」とUターン。釜石まちづくり会社に派遣され、市の情報ポータルサイトの拡充などに取り組む。

 

法律事務所に勤務経験がある東洋平さん(37)=唐丹町出身=は、震災をきっかけに2011年にUターン。東京の認定NPO法人職員として釜石など被災地沿岸で子どもの教育支援に携わってきた。今後は釜石地区生活応援センターで、災害公営住宅の整備が進む東部地区のコミュニティーづくりに協力。「人が抱える問題はさまざまで、情報を聞き取りながら誠心誠意頑張りたい」と決意を新たにした。

 

若林正義さん(41)=大平町出身=は京都市の百貨店の食品部門に16年間勤務し、テナント管理などマネジメントにも携わった。震災の風化を感じ、経験や専門性を生かし、まちづくりにかかわりたいと古里へのUターンを決意。市観光交流課に派遣され、「食と観光を結び付けた取り組みに力を入れたい」と意欲を語った。

 

齋藤孝信さん(54)は、今回唯一の県外出身者。滋賀県で釣り具の輸出入の仕事を営んできた。福島県相馬市出身で、これまで釜石とゆかりはなかったが、「震災で仕事、価値観が変わり、ずっともやもやしていた。そんな時、釜石と縁が生まれた。震災つながり」と釜援隊に加入。派遣先の岩手大釜石サテライトで、漁業の後継者育成支援を担う。

 

4人は4月以降、それぞれ活動を始めている。今回の委嘱で釜援隊は16人。これまで24人を受け入れ、うち8人が卒業している。釜援隊は1年ごとの契約で、最長で5年まで更新できる。

 

(復興釜石新聞 2016年7月2日発行 第500号より)

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