釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019シーズン 第15弾『加賀亮太郎選手』

選手紹介2020/01/21


釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019シーズン 第15弾『加賀亮太郎選手』

加賀 亮太郎(かが りょうたろう)選手(所属先:日鉄テックスエンジ(株))プロフィール
2018年加入/1995.08.21生(24歳)/173cm/79kg/岩手県宮古市出身/宮古高校→東海大学卒
 
●ラグビーを始めたきっかけ:父親の影響で、高1から
●ポジションの遍歴:CTB→WTB
●ニックネーム:かが
●趣味:TV、映画、ゲーム
●好きな食べ物:そば、フライドチキン
●釜石のオススメ:海鮮料理がおいしい
●出身地のオススメ:トマト&オニオン(レストラン)
●試合前のルーティンワーク:なし
●ストロングポイント:器用貧乏な事
●サポーター、ファンへメッセージ:いつも熱い応援をありがとうございます。毎試合の応援が大きな力になっています。これからも応援よろしくお願いします。

 

インタビュー日:2019年12月17日(釜石シーウェイブスRFCクラブハウス)
企画・編集:釜石まちづくり株式会社
取材・文:市川 香織(釜石まちづくり株式会社)
写真:西条 佳泰(株式会社Grafica)

 

小さい頃からSWの試合は観ていました

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019シーズン 第15弾『加賀亮太郎選手』

 

ーー2018年加入。入団の経緯を教えてください。

 

加賀選手:

宮古高校のコーチが桜庭さんと知り合いで、そこからご縁があって。
実は、高校の岩手県選抜の練習を、当時のHCのポール・ホッダーさんが観に来て下さっていて、そこで「SWの練習に参加しないか?」と声を掛けていただいて、高校2年生の冬の1,2ヶ月くらいの間、練習に参加していました。
 
その後に大学に進学し、あらためて声を掛けて頂いたのが大学3年生の春ですね。桜庭さんが大学を訪ねて来て下さって・・・という形です。
 

ーー高校の頃からチームとコンタクトがあったんですね!

 

加賀選手:

でも、その時はすごく緊張していて、誰ともあまり話も出来ませんでした。
昨年加入して、「あ、この人見た事あるなぁ・・・」という方が何人かは居たんですけど、それくらいで・・・。一応、参加はしていましたけれど・・・・という感じですね(笑)。

 

ーー東海大学の先輩がたくさんいますね。

 

加賀選手:

航大(小野キャプテン)さんとは、大学在籍は被ってはいないんですけどギリギリ知っている世代というか、大学の時に一度、食事に行かせてもらっていて知っていました。そこから、(佐々木)裕次郎さんと(村田)オスカさんと。僕の一つ下(王野尚希選手)も入って来たので、一大派閥ですね(笑)。

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019シーズン 第15弾『加賀亮太郎選手』

2019.11.16 コカ・コーラレッドスパークス戦 @釜石鵜住居復興スタジアム

 

ーーそして、宮古高校の先輩が関東選手ですよね。

 

加賀選手:

そうですね!それから、選手ではないんですけど、S&Cコーチの山口さんも宮古高校の一つ上の先輩で、一緒にラグビーをしていました。山口さん、僕、畠山(克己)が、3年,2年,1年っていう並びですね!

 

ーー12/7の秩父宮で、加賀選手と関東選手に熱烈な声援を送っている男性の皆さんの近くに座りまして、お聞きしたら宮古高校のOBの皆さんでした!

 

加賀選手:

大学の頃から応援して頂いているOBの皆さんですね!大学を卒業する時も、僕らを囲んで「お疲れ様会」を開いて下さったりして。本当に色々とお世話になっている大先輩方です!
僕にとって大切な繋がりの皆さんで、ラグビーをやっていなかったらこういう繋がりは無かったと思いますし、これからも大事にさせて頂きたいです。

 

ーー宮古市出身。SWはどんな存在でしたか?

 

加賀選手:

小さい頃から父親に連れられて試合を観に行っていた事もあって、深い歴史があるチームだという事も良く知っていました。
 
“そのチームに加入出来る”というお話を頂いた時、大学終わってからもラグビーを続けようとはそんなに思っていなかったんですけど、でも、卒業後にラグビーを続けなかった人たちに話を聞くと、“後悔している”という人が多くて・・・。だったら、続けて行ける環境があるなら、やれるところまでやってみようと。

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019シーズン 第15弾『加賀亮太郎選手』

2019.11.23 九州電力キューデンヴォルテクス戦 @釜石鵜住居復興スタジアム

 

ーー宮古と同じ沿岸地域ですが、釜石で暮らしてみてどうですか?

 

加賀選手:

冬の寒さはそんなに変わらないかなと思うんですけど、夏は釜石の方が暑いですね。宮古は、高校のグランドに“やませ”が入ってきて、夏でも長袖を着て練習するくらいだったんですけど、釜石に来てから松倉ではそういう事はないので、初めての夏はきつかったです(笑)。
 
それから、初めて一人暮らしをしているのですが、大学の時は寮で2人とか4人部屋でみんなで“わちゃわちゃ”していたので、けっこう淋しいなというのがありましたね。
 
しかも、釜石の選手って結婚するのがみんな早くて、休みの日とか誘いづらいというか・・・。誘われたらすっとんで行くんですけど、こっちからは誘う事はほぼないので、休みの日でも1人でいることが多いですね。
それこそ、去年は一番下だったので、ご飯行きましょうって自分から誘ったとしても先輩に奢られてしまうことになっちゃうので、誘いづらいというのもあって・・・。基本、いつも“誘われ待ち”してます(笑)
 

ラグビーと仕事の両立は当然という感じでした

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019シーズン 第15弾『加賀亮太郎選手』

 

ーールーキーイヤーを振り返って。IBC杯では、母校・東海大学と対戦。15番FBで出場。

 

加賀選手:

たぶん、母校と対戦という事もあって出られたんだと思うんです(笑)。ポジションも、WTBではなくてFBでしたし。あのシーズンの春は特にケガ人が多くて。
母校との対戦は、ほんとについこの間まで、SWのメンバーより長い時間を過ごした後輩がたくさんいましたので、結構やりづらかったですが、勝てて良かったです!

 

ーーお仕事はどういった担当を?

 

加賀選手:

現場で働く高卒社員の採用が主な担当です。
あとは、事務仕事が多いですね。最近は年末調整の処理をやっていて、実は、ようやく今日終わって一安心した所です(笑)。
 
シーズン中は、試合がある週の木、金曜日は会社に行けないんです。木曜日は午前中から練習で、金曜日は移動になるので。しかも、事務仕事的にはちょうど忙しいこの12月に、3週連続でそういうスケジュールなので、そこをどうにかして水曜日までに自分の仕事を片付けるか、というノルマを課して毎週やっています。

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019シーズン 第15弾『加賀亮太郎選手』

2020.1.11 近鉄ライナーズ戦 @ヤンマースタジアム長居

 

ーー仕事とラグビーの両立生活はいかがでしょう。順調ですか?

 

加賀選手:

東海大学は、先輩も同期も、社員でトップリーグ(TL)や社会人チームに所属して仕事とラグビーを両立している人が多く、プロ契約でやっている人は少ないんです。なので、両立しながら・・・という事が、僕にとっては当然という感じだったんです。
 
でも、実際には、仕事とラグビーを両立させる生活がハードでタフな事だなというのは、大学在学中から覚悟はしていました。というのも、4年生になると、もう単位は取り終わっていて授業はなく、ラグビーだけの日々だったので。その1年間を経験して、ここに仕事が加わったらと考えると・・・タフになるぞ!と。同期の中でも就職活動をしながらそういう話をしていて。
 

ーー実際、両立生活を始めてどうでしたか?

 

加賀選手:

いやぁ・・・結構しんどかったです(笑)。
大学の時にTLのチームに行っている人に話を聞いた時は、仕事は午前中で終わって、そして午後から練習というスケジュールだったので、それを聞いた上で“覚悟”はしていたんですけど、その程度の“覚悟”だったというか・・・。
 
釜石に来て、8時半から17時までしっかり働いて、18時半から練習というスケジュールでスタートして、5月の段階で、「これは無理かも・・・」って一瞬思いかけたくらいで(笑)。そのくらい最初は、しんどかったです。
 
僕、実は人見知りの方なので、裕次郎さんとオスカさんとか東海の先輩がいてくれたからまだ良かったですけど、チームに馴染むまでもしんどかったというか。
 

ーー先輩に助けられて・・・。

 

加賀選手:

本当に助けられました!航大さんは、昨シーズンは1人キャプテンだったので、新人ながらはたで見ていて結構しんどそうだなぁ・・・っていうのがあって、航大さんが話しかけてくれたら話せたんですけど、自分からはなかなか行けなくて。負担を掛けたくないなぁと遠慮がちになって・・・。

 

ーーでも、キャプテン的には、きっとウェルカムなのでは?

 

加賀選手:

ですよね。それは、本当に昨年1年で実感しました!
今年はキャプテンが2人体制になった事で、僕たちが飛び込んで行きやすい環境を作ってくれているなというのを感じています。なので、感謝しつつ飛び込んで行っていますね。遠慮なく!

 

チームとして良い形を作れている実感はあります

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019シーズン 第15弾『加賀亮太郎選手』

 

ーーそんな中、ここまで全試合、14番(WTB)でスタメン出場されています。

 

加賀選手:

11月からシーズンがスタートするというのが初めてだったんですけど、雰囲気も春のトップリーグカップとはまた違って“ピリッ”としていて。そういう雰囲気って嫌いじゃないので、「あ、こういう感じ、大学の時に味わったな」と感じながらやっています。
 
アンケートの“ストロングポイント”の所にも書きましたが、大学の頃からなんですけど“これ!”っていうのがあんまり無くて、何と言うか全部平均70点みたいな選手なので、僕がHCの立場だとしたら使いづらい選手だなと自分でも感じながらやっているんですけど、それでも、自分にしか出来ない事ってあると思っているので、そういう所を評価して頂けているのかなと思います。
 

ーーここまでの手ごたえはどうですか?

 

加賀選手:

ポジション的に、WTBはやっぱり“トライ”を狙っていかなきゃいけないポジションで、今は2試合連続トライを取っているんですけど、それってトライをしているのは僕なんですけど、ほとんどその前のプレー、パスしてくれた人だったり、チームとしてやるべき事が出来て取れたトライで、僕は最後にトライを決める場所にいるというだけというか。なので、僕じゃなくても誰でも最後トライは出来たと思うんです。
 
そういう部分では、負けている試合でも、チームとして良い形で試合を出来ているという実感はあります。
 

ーーでもやっぱり、そうは言っても、最後に“トライを決めきる重圧”がWTBにはありますよね。

 

加賀選手:

それはありますね(笑)。でも、キャプテンの2人やスコッティさんも、失敗したとしても積極的なチャレンジであれば“良し”としてくれる人なので、“最後の責任はスコッティさんが取ってくれる”くらいの感じで毎試合毎試合臨んでいて、トライを狙う場面に限らず、色んな局面で思い切ってプレーするように心がけています。

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019シーズン 第15弾『加賀亮太郎選手』

2019.12.21 マツダブルーズーマーズ戦 @コカBJIラグビー場(写真:釜石シーウェイブスRFC)

 

ーーここを更に積み上げて行きたい・・・・という部分は?

 

加賀選手:

チームとしては、中野、小野両キャプテンがちゃんと考えてくれているので、僕はそれに共鳴して全力でやるだけですね。
 
個人としては、自分たちより強いチームと対戦して行く中で、やっぱり“ストロングポイント”って大切な部分で、WTBとしては、スピードやランはもっと磨いて行かないといけないなというのは感じました。
 
そして、残り3試合全勝という事を目標に置きながら、毎試合の内容にこだわる。スコッティさんも言っているんですけど、負けるとしても“負け方”があるというのが僕ら全員の考えで、そこは同じ画を描いていて。逆に、勝ちにも勝ち方があって、そこもただ勝てばいいということでは来年に繋がらないので。
 
それこそ、今年はTLとTCLの入替戦が無い中で、だからこそチームとしてチャレンジ出来る事はいっぱいあって、その中でチームの形を見つけて確立していけたらないと思います。
 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019シーズン 第15弾『加賀亮太郎選手』

2019.11.16 コカ・コーラレッドスパークス戦 @釜石鵜住居復興スタジアム

 

ーーこれからどんな選手になっていきたいですか?

 

加賀選手:

僕が居れば・・・と思ってもらえる選手になりたいです。
それこそ、航大さんみたいなリーダーシップも、これから航大さんの背中を見ながらちょっとずつ盗んでいって、勉強して行きたいなと思っていますね。

 
 
 

トップチャレンジリーグ2019、釜石シーウェイブスRFCの最終成績です。
3勝3敗1分けで、チャレンジリーグ開始以来の最高順位のリーグ4位(全8チーム中)となりました!
来シーズンに繋がる成績になりましたね!
 
尚、各ゲームの点数は以下の通りとなります。
第1節 11月16日(土) 24:24 対 コカ・コーラレッドスパークス
第2節 11月23日(土) 19:26 対 九州電力キューデンヴォルテクス
第3節 12月07日(土) 11:8 対 栗田工業ウォーターガッシュ
第4節 12月14日(土) 18:45 対 豊田自動織機シャトルズ
第5節 12月21日(土) 20:17 対 マツダブルーズーマーズ
第6節 01月11日(土) 12:76 対 近鉄ライナーズ
第7節 01月19日(日) 38:36 対 清水建設ブルーシャークス

今シーズンの釜石SW選手紹介は、今回で最終回となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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