釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第6弾『伊藤 大輝選手』

選手紹介2019/08/06


釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第6弾『伊藤 大輝選手』

 

伊藤 大輝(いとう たいき)選手 / 所属先:日鉄テックスエンジ株式会社社員 プロフィール
2017年加入/1994.5.17生(25歳)/177㎝/99㎏/福井県小浜市出身/若狭東高校卒
 
●ラグビーを始めたきっかけ:中学生の時に、花園(全国高校ラグビー大会)をテレビで観たのがきっかけで高校1年から。(それまでは、野球部で、父の故郷が花巻だったので、花巻東高校野球部に入部するはずだった)
●ポジションの遍歴:FL→HO
●ニックネーム:タイキ
●趣味:釣り(海)、トレーニング
●好きな食べ物:ポトフ
●釜石のオススメ:魚河岸テラス
●出身地のオススメ:越前ガニ、フグ
●試合前のルーティン:音楽を聴く、アップを誰よりも先に一番早くする
●ストロングポイント:ボールキャリー、ジャッカル
●サポーター、ファンへメッセージ:いつも応援ありがとうございます。チームはトップリーグ昇格の目標に向かって頑張っています。また、個人としても多く試合に出てチームの勝利に貢献して行きたいと思っていますので、皆さま温かい気持ちで応援して頂けたらなと思っております。今後とも応援をよろしくお願いします。

 

インタビュー日:2019年7月5日(釜石シーウェイブスRFCクラブハウス)
企画・編集:釜石まちづくり株式会社
取材・文:市川 香織(釜石まちづくり株式会社)
写真:西条 佳泰(株式会社Grafica)

 

もっと上のレベルのチームでやってみたい

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第6弾『伊藤 大輝選手』

 

ーー2017年の11月に加入。SWとはどのようなご縁で?

 

伊藤選手:

キャプテンの中野さんの高校の先輩とご縁があり、その方と一緒にクラブチームでラグビーをしていたんですけど、「もっと上のレベルのチームでやってみたい」という気持ちが出てきて、それで中野さんを通して桜庭さんを紹介して頂きました。トライアウトを2回受けて、「うちに来てみないか?」と声を掛けて頂き、「はい」と返事をしました。

 

ーーシーズン途中からの加入でしたね。

 

伊藤選手:

最初は2018年の4月からという話だったんですけど、早めに来られないか?となりまして。
その年の国体でラグビー成年男子の福井県代表メンバーになっていたので、国体が終了した11月くらいからお願いしますという事で、その時期になりました。

 

ーー今、国体のお話が出たんですが、昨年の福井国体、成年男子7人制ラグビー福井県代表として出場し、優勝されていますね!いわて国体(2016年)にも出場されていましたか?

 

伊藤選手:

はい、岩手の時も出場していました。でも、岩手県代表(ほぼ釜石SW選手で構成)に負けたんですよね(笑)。今いるメンバーも結構いたんですけど、だいたいみんな僕と対戦した事を覚えていないっていう・・・。こっち来て「出ていました」って言ったら、「お前出てたん?」感じでしたね(笑)。

 

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ーーラグビーとお仕事を両立されています。どんなお仕事を?

 

伊藤選手:

日鉄テックスエンジ(株)の建築課にいるんですけど、主に、日本製鉄構内の修理、現場監督をしています。

 

ーー元々、釜石に来る前からそういう関係のお仕事をされていたんですか?

 

伊藤選手:

建築とは全く違う仕事なんですけど、土木2級の施工管理の資格を持っていて、家の土台を作る作業をしていました。
 
釜石に来て仕事内容で困ったという事はなかったんですけど、現場監督になって、書類を作らなきゃいけないのが大変でした(笑)。これまでそういう業務は経験が無くて、期限までに一応提出はするんですけど、けっこう直されたりしています(笑)。

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第6弾『伊藤 大輝選手』

(写真:釜石シーウェイブスRFC)

 

ーー仕事とラグビーを両立しながらの生活はどうですか?

 

伊藤選手:

最初は慣れるのが大変でした。僕が前にいたクラブチームは、あまり練習もハードではなくて、練習メニューも自分がやりたい事をする感じだったんですけど、SWはレベルの高いチームなので、そのレベルの高い練習を遅くまでやって、また次の日に朝練してから会社に行ってというのがしんどい時期があって・・・。
 
今の仕事が朝のスタート時間が早くて7時半には出社するので、朝5時に起きて、練習してから会社に行って、仕事終わって練習して・・・という毎日の繰り返しが、やっぱり最初はなかなかハードで。でも、今はもう慣れました。

 

ーー1人暮らしですか?

 

伊藤選手:

はい、そうですね。釜石に来る前は実家暮らしでした。

 

ーーそれは、色々と大変ですね!お母さん心配していませんか?

 

伊藤選手:

良く連絡が来ます(笑)。洗濯と掃除はまぁなんとかなるんですけど、料理を作るのが大変で・・・。

 

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ーー得意料理は?

 

伊藤選手:

豚キムチですかね・・・。あとビーフンが好きなので、母に作り方を聞いて作りました。その二つくらいですかね(笑)。めっちゃ少ないです、レパートリー(笑)。
なので、後はネットで調べながら作っています、というか“これ食べたいな”という時は、同期の高橋聡太郎に作ってもらっています。聡太郎は料理するのが好きなんですが、寮の部屋にはキッチンがないので、僕の家に来て作ってくれます。

 

まだまだ勉強する事がたくさんあります

 

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ーーチームに合流して実際の所、どうでしたか?

 

伊藤選手:

最初は練習について行くのが精一杯でした。以前は自分なりの感覚でやっている事が多かったんですけど、釜石に来て、自分がラグビーに対する知識とかが低いんだなという事を改めて感じて、最近は色々な意見を聞いてそれを取り入れて考えながらやっています。まだまだ勉強する事がたくさんあります。
 
ポジションも最初はフランカー(FL)で入ったんですけど、ちょっと身長が低いという事もあって、前HCの小村さんにフランカーは厳しいと言われて、それで、前FWコーチの松原さんから「じゃあ、前の方に(FW前列1~3番)行かんか?」という話をされて、フッカー(HO)になったんです。

 

ーー前FWコーチの松原裕司さんは、日本代表でHOだった方ですもんね。

 

伊藤選手:

僕にとって松原さんは、ずっとテレビで観ていた方で、そういう方に教えてもらう事が出来たのは本当に光栄な事でした。

 

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(写真:釜石シーウェイブスRFC)

 

ーーHOはFWの要のポジションですが、プレーしてみてどうですか?

 

伊藤選手:

セットプレーがやっぱり難しいです。ラインアウトのボールの投げ入れとかは少しずつ慣れて来たんですけど、特にスクラムがまだまだですね。“8人でまとまって押す”っていう所が難しくて。昨年に比べるとだいぶ組めるようになったとは思うんですけど、組んでいく中で自分の強い姿勢とかを探していくしかないので、そこがちょっとまだかなという感じです。
 
これは(スクラムを)組んでみての感覚なので、その感覚を探している状態ですね。“教えてもらって身に付くか?”っていうと、そういうもんじゃないと言われているので。

 

ーー少し話が戻りますけど、釜石に来る前のポジションはFLだったんですよね?

 

伊藤選手:

そうですね。

 

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(写真:釜石シーウェイブスRFC)

 

ーーそれでなんですね。伊藤選手のプレーを観ていて、HOっぽくないというか、積極的に前に行くプレーやボールキャリーが目立つなぁって思っていたんです。

 

伊藤選手:

僕は、コンタクトの部分が自分の強みかなと思っていて、アタックでもディフェンスでも人より多くチャンスを作るとか、なるべく人の役に立つ事をしたくて。例えば、ボールを奪うジャッカルやタックルとか、そういうプレーを強みにFLの時はやっていたので、フィールドプレーの方は自分なりにですけど自信があります。あとは、セットプレーだけですね。

 

ーーそういう現状の中でも、今シーズンはここまでスタメンでコンスタントに試合に出場されていますね。

 

伊藤選手:

シーズンに入る前に、佐伯コーチから「今年はたくさん試合に出て、経験を積んでもらうから」という話を頂きました。メンバー入りさせてもらっている中で、自分なりに考えてやってはいるんですけど、上手く行かない事も多くて・・・。
 
カップ戦ではトップリーグ(TL)チームと対戦しているんですけど、TLの選手を観ているとセットプレーはやっぱり安定していて、僕とあまり体の大きさが変わらない選手でも一つ一つのプレーが上手くて。
もちろんポジション経験の差があるとは思うんですけど、クボタ、キャノン、カップ戦の前に対戦した神戸製鋼とやって、もう少し自分のラグビーに対する考え方を変えるべきかなと改めて感じています。

 

ーーさっき、星野選手にお話聞いていたんですけど、ラグビーに対する“考え方、知識”と“経験”その両方ですよね、きっと。

 

伊藤選手:

将利さんはTLの経験とラグビーの知識も合わせて持っている選手なので、特に「考え方」について指導を受けています。厳しい時ももちろんあるんですけど、優しい人なので色々と教えてくれます。
 
例えば、練習に対する姿勢や取り組み方では、ダラダラ長くやるんじゃなくて、集中してコンパクトにやる。そして、ミス無くプレーする為にどうしたら良いのかを、ちゃんと考えながらやらなきゃダメだとよく言われています。練習で出来ない事は試合で出来ないですから。
今は、簡単な事でもまだミスが多くて、そうするとそこでみんなで話し合う時間が必要となり、練習が長くなってしまっています。
 
やっぱりキャリアが上の人の考えというのは正しいというか、経験から来ているものなので違うなと思います。
僕は高卒ですし、大学の名門チームでの経験がある選手は羨ましいな・・・って思う所もありますね。

 

期待に応えるためにも成長しレベルUPを

 

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ーー今シーズン、ここまでの仕上がりについて。

 

伊藤選手:

コンディションは悪くはないです。80分近く試合に出ると、自分では疲労は溜まっていないと思っていても、次の試合中に足が重かったりする時がありますが、基本的には特に問題ないですね。
僕は普段からハードワークする方なので、試合の次の日もトレーニングしますし、皆には「今日は帰れ」って良く言われるんですけど(笑)。釜石に来る前からなんですが、家にずっと居るというのが苦手というか、毎日体を動かさないと嫌なんですよね。

 

ーー伊藤選手は、練習や試合の映像を見直すタイプですか?

 

伊藤選手:

そうですね。映像を見て、自分なりに考えをまとめてから竜二さん(吉田選手)に聞いて、「ここは違う」って教えてもらっている感じです。
最初から聞いてしまうと、自分で考えていないように思われてしまうのが嫌・・・というか好きじゃなくて、「自分はこう考えたんですけど・・・」って言ってから、間違えている所は教えてもらうという方が、自分が伸びる事が出来るのかな?という考えがあって。

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第6弾『伊藤 大輝選手』

 

ーー現在、初めてのカップ戦に参戦中。どのようなモチベーションで臨んでいますか?

 

伊藤選手:

格上のTLの選手と試合をするという事はめったに出来る経験ではないので、そういう点から見てもすごく良い大会だと思っています。高いレベルの試合をする事で、実際に肌で感じて得る事があると思うので、自分の経験値を上げるため、成長のために重要な場だと思います。
 
終わって映像を見直すと、やっぱりTLの選手は考え方が違う、上だなと。それがプレーに表れているんだなと感じることが多くて。ピンチやチャンスの時のリアクションが全然違うなって思います。
僕らは挑戦者なのでもちろん全力で行っているんですけど、相手は余裕な感じでそんなに焦ってないですし、どうやったらあんなに余裕が持てるのかって思います。

 

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ーー対戦して、全然歯が立たないという感じですか?それとも、結構通用するなという感じですか?

 

伊藤選手:

この2試合をやってみて、レベル的にはそんなに差がないと思います。ただ、自分たちのミスだったり、我慢する所で我慢しきれなかったり、そういう所で点差が開いていると感じます。
なので、別に戦えない相手ではない、勝てる相手だと思うので、まず練習からノーミスで出来たら試合でも出来るという自信になると思うので、改めてそこを皆で意識して取り組んで行きたいです。

 

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ーー今シーズンの個人目標、抱負を。

 

伊藤選手:

秋からのリーグ戦は上から落ちて来たチームが強敵ですが、TOP4に入るのがチームの目標なので、自分もそこにフォーカスしてやって行きたいですし、個人としてはやはり今シーズン試合に出て色々と経験を積ませてもらっているので、期待に応えるためにも成長し、レベルUPして行きたいと思います。

 
 
 

先日、トップリーグカップ2019のプール戦全試合日程が終了し、釜石SWはプールC、2勝3敗で4位(6チーム中)となりました。その他詳細は、ジャパンラグビートップリーグ公式サイトをご覧ください。
https://www.top-league.jp/
 
そして、今年は秋のラグビーワールドカップ開催後の11月からトップチャレンジリーグが行われます!日程は以下の通りです。

2019 ジャパンラグビートップチャレンジリーグ

第1節 11月16日(土) 11:30 釜石鵜住居復興スタジアム
対 コカ・コーラレッドスパークス
第2節 11月23日(土) 11:30 釜石鵜住居復興スタジアム
対 九州電力キューデンヴォルテクス
第3節 12月07日(土) 11:30 秩父宮ラグビー場
対 栗田工業ウォーターガッシュ
第4節 12月14日(土) 14:00 秩父宮ラグビー場
対 豊田自動織機シャトルズ
第5節 12月21日(土) 13:00 コカ BJI ラグビー場
対 マツダブルーズーマーズ
第6節 01月11日(土) 14:00 ヤンマースタジアム長居
対 近鉄ライナーズ
第7節 01月19日(日) 11:30 秩父宮ラグビー場
対 清水建設ブルーシャークス

 

最新情報、詳細は釜石シーウィブスの公式サイトでご確認ください。
http://www.kamaishi-seawaves.com/