艦砲射撃と釜石湾に沈んだ駆潜艇
今から70年前の昭和20年7月14日、釜石は本州初の艦砲射撃を受け2,565発もの砲弾が打ち込まれた。防空壕に避難した市民の中には砲弾の破片や爆風で死傷する者、壕の崩壊で圧死する者が相次ぎ、423人もの尊い命が失われました。
大橋地区に鉄鉱資源を有し、国内では唯一自給のできる製鉄所を持つ工業都市であった釜石では、同年8月9日の二度にわたり艦砲射撃を受け街は一面の焦土と化した。
同じ7月14日、釜石湾では日本海軍第四十八号駆潜艇が艦載機グラマンの集中攻撃を受け沈んだ。乗組員121名のうち加藤本艇長をはじめとする28名が戦死しました。
慰霊碑が建つ千鳥島は今は青々とした松が生えています。釜石の7月14日はそんな日です。
慰霊碑が建つ千鳥島
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艦砲射撃 釜石市立郷土資料館
タウンレポーター 金野義男
金野義男(こんのよしお)と申します。平田在住です。釜石の好きな風景は新浜町から見た南桟橋を中心とした風景と釜石湾を背景にした釜石大観音の後姿です。得意なジャンルは歴史と自然です。