釜石SW ピーターセンら10選手補強 TL昇格再挑戦〜続投三浦HC「今年こそ歴史変える」
トップリーグ昇格への貢献を誓う新規加入選手ら=30日、釜石SWクラブハウス
釜石シーウェイブス(SW)RFCは3月30日、2016年度の新体制を発表した。南アフリカ出身のSOジョー・ピーターセン(31)、今年の大学選手権決勝に東海大CTBとして出場したオスカ・ロイド(22)ら10選手が新規加入。悲願のトップリーグ(TL)昇格へ、質、量ともバランスの取れた陣容で臨む。続投し3年目の指揮を執る三浦健博ヘッドコーチ(HC)は「今年こそ昇格を果たし歴史を変えたい」と決意を示した。
FWに韓国代表キャップ22を持つプロップ許雄(ホ・ウン、31)がNTTドコモから加わるほか、フッカー吉田竜二(28)がセコムから釜石に復帰。フッカーには盛岡工高出身の中川亮(18)も獲得した。ロックに三菱重工相模原から菅原貴広(27)、フランカー・ナンバー8には神戸製鋼から中野裕太(26)が加わる。
CTBにはロイドのほか、東海大から共に黒沢尻工高出身の佐々木裕次郎(22)、堀田隼平(22)の即戦力3人を補強。SHには地元釜石商工高から前川紘(18)が加入する。
今後さらに1、2人の補強を予定する。
司令塔として期待するピーターセンは南半球の世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」シャークスに所属。夏ごろ合流する見込み。
豪州出身のロイドは母親が日本人。大学選手権では堅いディフェンスで東海大の準優勝に貢献した。「タックルで釜石をトップリーグに」と意欲を見せる。
須田康夫主将(32)も続投。スタッフでは桜庭吉彦ディビジョンマネジャー(DM)がゼネラルマネジャー(GM)専任となるほか、ディーン・ラットン氏(42)がアシスタントコーチとして復帰する。
三浦HCはアタックシステムの変更に時間がかかった昨季の反省を踏まえ、「さらに攻撃力のあるチームに」と青写真を描く。桜庭GMは「19年ワールドカップを成功させるためにも、1年でも早くトップリーグに上がりたい」と誓う。
(復興釜石新聞 2016年4月2日発行 第475号より)
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