中学生6人を英国へ派遣、ラグビーW杯釜石開催支援プロジェクト〜「親善大使」に成長期待
釜石東RCが実施する派遣事業のメンバーに決定した6人。前列右から洞口留伊さん、澤田梨水子さん、佐々木美咲さん、後列は右から福成委員長、新田壮吾君、佐々木瑞紀君、鈴木良平君
2019ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催決定を踏まえ、釜石東ロータリークラブが、今年9月に英国で開かれるイングランド大会へ派遣する市内の中学生6人が決定。7月30日、1回目の事前研修が市教育センターで開かれた。目を輝かせる中学生らに、派遣事業実行委員会のメンバーは「4年後に釜石で開かれるW杯の親善大使に」との期待を込めエールを送った。
中学1・2年生を対象にした募集には、市内の全5校から25人が応募。釜石から2人、大平、甲子、唐丹、釜石東の各校から1人ずつが派遣メンバーに選ばれた。派遣事業実行委員会の福成和幸委員長は「釜石の将来を担い、W杯を成功に導く人材として自覚を持ってほしい」と激励した。
釜石東RCが企画した派遣事業には、岩手、宮城両県のRCで組織する2520地区が支援を表明。これまでに目標の500万円を上回る支援金が全国のRCから寄せられ、派遣メンバーの数も当初予定した5人から6人へと増やした。
派遣事業は9月21日から28日までの日程で実施。イングランド大会の準備や運営状況などについてロンドンを中心に視察するほか、グラスゴーで行われる日本代表の試合を観戦する。
▽佐々木瑞紀君(13)大平中1年「小学生のときからラグビーをやっている。選手のプレーをいっぱい勉強して帰り、釜石の大会を盛り上げたい」
▽鈴木良平君(12)釜石中1年「初めて行く外国が楽しみ。世界のラグビーを見たいと思い応募した。スタッフとして釜石の大会の力になりたい」
▽新田壮吾君(13)甲子中2年「タックルやモールの組み方など選手の動きをしっかりと勉強し、自分のプレーに生かしたい」
▽佐々木美咲さん(14)唐丹中2年「英語が好き。外国人と話せるようになりたい。釜石の大会では外国人との交流を手伝いたい」
▽澤田梨水子さん(13)釜石中2年「家族でドイツに行ったことがあり、外国に興味があった。釜石の大会ではボランティアとして活躍したい」
▽洞口留伊さん(13)釜石東中2年「震災後に書いた作文が入賞し、スイスに行ったことがある。外国人とうまくコミュニケーションが取れるようになりたい」
(復興釜石新聞 2015年8月1日発行 第407号より)
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