桜の巨木 夜空に映え、栗林町の天然記念物〜光の演出 年々進化、15日ごろまでライトアップ

復興釜石新聞2020/04/17

今年も豪華な花姿がライトアップされた上栗林のサクラ

今年も豪華な花姿がライトアップされた上栗林のサクラ

 

 釜石市栗林町にある市指定文化財(天然記念物)の巨木「上栗林のサクラ」は4日夜からライトアップされ、夜空に雲が沸き立つような威容を見せている。昨年は13日に点灯されており、それより10日ほども早い開花となった。その後一時寒気が戻ったことなどから、桜の見ごろは10日ほど続くと予想される。

 

 この巨木はエドヒガン系で、江戸中期から地元住民に守られてきた。別名「種蒔(たねまき)桜」と呼ばれ、開花は春耕の季節を告げる。2006年の市の調査では胸高幹周りが約4・9メートルあり、翌年3月に市の文化財に指定された。中央の大幹が強風で折れるなど姿は変えてきたが、高さ、枝の張り出しなど堂々とした威容は健在だ。

 

 ライトアップは地元町内会の上栗林振興会(三浦栄太郎会長、20世帯)が東日本大震災後の13年から始め、今年で8回目。照明の演出は年ごとに進化し、今年は白色光と電灯色20基を配置、全体の花姿を柔らかな明かりで包むようアレンジした。

 

 7日までの寒の戻りで、開花のスピードは抑制された模様。同振興会役員の川崎悦三郎さん(67)は「開花は去年より11日も早かった。花が続く限り照明は続ける。遅くて15日ごろまで」と予想する。

 

 新型コロナウイルス感染問題に対応し、恒例の住民花見会は中止した。同振興会は、立ち寄る一般の花見客にも感染防止行動を呼び掛けている。

 

 照明の点灯は荒天でない限り、日暮れから午後9時ごろまで。場所は鵜住居町の国道45号から主要地方道釜石遠野線を橋野町、遠野市方向へ約8キロ、車で10分ほどの所の右手に見える。数台分の駐車スペースもある。

 

(復興釜石新聞 2020年4月11日発行 第883号より)

 

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