豪州−釜石 友好を切手で発信〜日本郵便東北支社 オリジナルシート贈る、五輪交流 機運醸成
野田市長にフレーム切手を贈った川畑局長(中央)、八重樫局長(右から2人目)、澤口局長(右)
日本郵便東北支社(仙台市、古屋正昭支社長)は、東京五輪・パラリンピックの機運醸成につなげようと、釜石市と「復興『ありがとう』ホストタウン」相手国のオーストラリアとの交流を記念したオリジナルフレーム切手を製作、18日から販売を始めた。ホストタウンに関連したフレーム切手の販売は県内で初めて。発売を前に17日、同支社県東部地区連絡会が釜石市に完成した切手シートを贈った。
釜石市は2017年11月に同ホストタウン相手国として豪州を登録し、青少年交流などを推進してきた。切手シートには豪州のオペラハウスやグレートバリアリーフ、エアーズロックなど世界的に有名な観光スポットをデザイン。釜石市からは世界遺産・橋野鉄鉱山や大観音、虎舞などが採用された。
台紙にはラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場となった釜石鵜住居復興スタジアムを印刷。「Thank you from KAMAISHI」とのメッセージも添えた。
釜石とオーストラリアの交流を記念したフレーム切手
同連絡会統括局長を務める田野畑郵便局の八重樫茂徳局長、釜石郵便局の川畑智彦局長、釜石鈴子郵便局の澤口修局長らが釜石市役所を訪問。切手シートを受け取った野田武則市長は「市民が五輪やオーストラリアについて知識を深め、関わりを持つきっかけになれば」と感謝した。
八重樫局長は「切手を素材に釜石とオーストラリアの友好が続くことを期待。復興に対する感謝を発信する手伝いもでき、うれしい。今後も地域発展のため、できることを考え取り組んでいく」と思いを伝えた。
切手は63円が5枚、84円が5枚の10枚セット(1シート)で、税込み1300円。市内の全12郵便局のほか、東京中央、大手町郵便局で購入できる。郵便局のネットショップでも販売する。
計500部用意し、300部は釜石市が買い取り、同ホストタウン事業の関係者に配布する予定。残り200部が一般に販売される。
(復興釜石新聞 2020年3月18日発行 第876号より)
釜石市×オーストラリア連邦|郵便局のネットショップ
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