上中島復興住宅、夏祭りでにぎやかに交流〜イベントで培う住民サポート

復興釜石新聞2019/08/21

上中島地区で暮らす復興住宅の住民が集った夏祭り

上中島地区で暮らす復興住宅の住民が集った夏祭り

 

 釜石市上中島町の上中島2期復興公営住宅で2日、近くにある1期復興住宅との合同夏祭りが開かれた。三陸防災復興プロジェクトの一環で行われ、それぞれの入居者有志も企画、運営をお手伝い。集った住民らは食や遊び、民謡などを楽しみつつ、もてなし、もてなされながら交流を深めた。

 

 市内で最初に整備され、2013年に入居が始まった1期(54戸)、2年後に完成した市内最大規模の2期(156戸)の初めての合同行事。市内で被災したほぼ全域から被災者が入居した両復興住宅では、それぞれ入居者間の交流を進めていて、さらに地域での顔見知り関係づくりを進めようと、同プロジェクト実行委員会との共催として夏祭りが企画された。

 

 開催に当たり、運営に携わるスタッフを両復興住宅の住民から募集。ホタテやイカなど浜焼きコーナー、地元出身の民謡歌手によるショーなど、同じ集合住宅に暮らす人たちが喜ぶ企画を考え、2カ月前から準備を進めた。

 

 会場の中庭には、焼きそばや綿あめ、ポップコーンなどの屋台、滑り台の形のエア遊具などが並んだ。焼きたてアツアツの海産物を味わえる浜焼きコーナーも人気で、長い列ができた。

 

 鵜住居町出身の民謡歌手佐野よりこさんが県内の民謡仲間らと登場。力の込もった歌と踊りを披露し、盛り上げた。

 

 2期復興住宅の大町健司さんは「にぎやかでいい。見知った人もあれば、久しぶりの顔も。初めての人もいて、近くに住む顔見知りを増やす機会になる」と、缶ビール片手に楽しんだ。

 

 食券を配る受け付けを担当した1期復興住宅の70代の女性は「ぎこちなさがあるけど、いい交流の機会になった。これからだね」とほほ笑んだ。

 

 住民の取り組みをサポートした中妻地区生活応援センターの村上徳子所長は「普段行事に出てこない人も参加してもらえるよう、みんなで考え、作り上げた祭り。来年以降も続くイベントになれば」と期待した。

 

(復興釜石新聞 2019年8月10日発行 第815号より)

 

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