リアス線開通記念商品発売、三陸鉄道とコラボ企画〜浜千鳥[釜石]はカップ酒、びはん[山田]醤油、ベアレン[盛岡]ビール


2019/03/08
復興釜石新聞アーカイブ #産業・経済

左から浜千鳥の新里社長、三鉄の中村社長、びはんの間瀬専務、ベアレンの嶌田専務

左から浜千鳥の新里社長、三鉄の中村社長、びはんの間瀬専務、ベアレンの嶌田専務

 

 山田町のスーパーびはん(間瀬半蔵社長)、釜石市の酒造会社浜千鳥(新里進社長)、盛岡市のベアレン醸造所(木村剛社長)は3月1日、三陸鉄道リアス線の開通を記念したコラボ商品を発売した。3社それぞれの商品のラベルに三鉄の車両などを描き、限定販売。23日に全線開通で再出発する「マイレール三鉄」を盛り上げる。

 

 びはんは「山田の醤油(しょうゆ)」(110ミリリットル、税込み108円)4万本、浜千鳥は「浜千鳥 本醸造 三鉄カップ」(180ミリリットル、同237円)1万本、ベアレンは無ろ過で瓶詰めされたクラシックケラー「三鉄リアス線開通記念ビール」(330ミリリットル、同420円)7千本を販売する。

 

右から浜千鳥のカップ酒、びはんの醤油、ベアレンのビール

右から浜千鳥のカップ酒、びはんの醤油、ベアレンのビール

 

 2月27日、宮古市の三鉄本社で発表会が開かれ、三鉄の中村一郎社長、びはんの間瀬慶蔵専務、浜千鳥の新里社長、ベアレンの嶌田洋一専務が記者会見。中村社長は「リアス線開通に向けて大きな力をもらった。地域全体が盛り上がるよう情報発信に努めたい」と感謝した。

 

 コラボ商品を企画したびはんの間瀬専務は「コラボ商品は心のインフラ整備として考え、当社と取引のある2社に協力をいただいた。三鉄で沿岸が一つになる。三鉄のレールを太くすることで三陸全体が活性化する。三鉄、三陸、岩手の盛り上げにつなげたい」と熱い思いを述べた。

 

 浜千鳥の新里社長は2年前に三鉄と「飲んべえ列車」を共同企画した経緯に触れた上で、「間瀬さんに声をかけられ、うれしい。今年は釜石でラグビーワールドカップも開かれる。コラボ商品で三陸沿岸全体を盛り上げたい」と期待した。

 

 ベアレンの嶌田専務は「三陸が盛り上がる一年になる。その一助になれば」と述べた。

 

 コラボ商品は、びはんや三鉄宮古駅の売店で販売。醤油とビールは県内の小売店、三鉄カップは釜石―宮古間沿線の酒販店などで売られ、売上金の一部は三鉄に寄付する。

 

(復興釜石新聞 2019年3月2日発行 第770号より)

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