復興応援「おひなさま色紙」〜「製鉄のまち」北九州市から今年も
今年も北九州市から届けられた「おひなさま色紙」
釜石の復興を応援する「おひなさま色紙展」(釜石市芸術文化協会主催)が、釜石市港町のイオンタウン釜石で開かれている。北九州市で書道や絵手紙を教える近藤紫鳳さん主宰の「紫鳳会」の会員が制作した絵手紙調の色紙を展示。応援の気持ちをつづった書の色紙、かな書道の手紙も並んでいる。
同じ「製鉄のまち」という縁で2011年に北九州市から応援メッセージが添えられた色紙が届いたのをきっかけに同展が始まり、今回で8回目。これまでに贈られた作品に加え、新たに11枚の色紙が届いた。
150点余りになる作品は、2階と3階のイベントスペースに分けて紹介されている。色鮮やかに描いたお内裏さまに「春のひだまり何かいいことありそうな」「あなたと二人未来に向かって」などとメッセージを添えた色紙や、被災地を思う気持ちをつづった書作品を展示。今年はラグビーワールドカップ(W杯)を応援する特別色紙も並んでいる。
23日は開会式があり、市芸文協の河東眞澄会長が「温かみのある作品を見て、心をほっこりさせてほしい」あいさつ。バンド演奏や舞踊などステージ発表もあり、開会に彩りを添えた。
かわいい「おひなさま色紙」に彩りを添えるバンド演奏
展示は3月3日まで。期間中には大正琴の演奏などがあり、2日午前11時からは釜石芸能連合、同午後1時から「唄と語りの会 彬子とマチ子」が出演。3日は午後1時から釜石民謡クラブ、県芸文協の支援による記念演奏「ギターと声楽のコラボレーション」を予定している。塗り絵や折り紙、お手玉づくり、切り絵(3日のみ)などの体験コーナーも設けられている。
今年も来場者には抽選で展示された色紙をプレゼントする。会場にある応募用紙に必要事項を記入し、応募箱に。最終日に抽選会を行う。
(復興釜石新聞 2019年2月27日発行 第769号より)
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