スタジアムをアートで彩る、市内小中学校のリーダー〜ラグビーW杯成功へ絆は強く、「ありがとう」の思いを発信

復興釜石新聞2019/01/08

巨大壁画デザインに製作意欲を高める児童生徒

巨大壁画デザインに製作意欲を高める児童生徒

 

 釜石市内の小中学校の児童・生徒会リーダーで構成する「かまいし絆会議」(市教育委員会主催)の本年度2回目の会合が26日、釜石中(川崎一弘校長)で開かれた。2019年ラグビーワールドカップ(W杯)開催にどんな協力ができるか、昨年から子どもたちの視点で話し合いを進め、PRと盛り上げのため壁画と歌、映像の製作を決定。この日の会合では壁画デザインと歌がお披露目され、今後各学校で取り組む作業を確認した。

 

 同会議は昨年8月に発足し、W杯に向け市内の学校共通での取り組みを考えてきた。今年の1回目の会合で試合会場となる鵜住居町のスタジアムにホタテの貝殻を使ったモザイクアートを製作すること、「ありがとう」の気持ちを込めた歌を作ることを決め、モチーフにしたい絵や歌詞にのせたい言葉について意見交換。多くの人が関わることを目的に、各学校からもモチーフや言葉を募集した。

 

 子どもたちの思いを散りばめた壁画は、大漁旗がモチーフ。郷土芸能の虎舞、未来に向けて進んでいくSL銀河、まちを見守る釜石大観音などをデザインし、ありがとうの文字と「キズナ」との隠れ文字も入れる。

 

 大きさは縦約2・5メートル、横12メートル。赤や白、青、黄など12色で色付けしたホタテの貝殻約5千枚を使う予定。

 

 歌のタイトルは「ありがとうの手紙 ♯Thank You From KAMAISHI」。1番の歌詞は世界中から支援してくれた人たち、2番は友人、3番は家族、そしてみんなに伝えたい思いを集約した。

 

 この日は、市内14校のリーダー約30人が参加した。色付け作業と歌の練習を行い、3学期に各学校で取り組みを進める手順を確認。佐々木心響(しおん)さん(釜石東中2年)は「色付け作業は楽しい。歌は少し難しいが、釜石の小中学生みんなで取り組むことができるいい機会なので、楽しみながら進めたい」と話した。

 

 壁画専門部会リーダーの佐々木翔大君(釜石中2年)は「地元で開催されるW杯を楽しみにしている。ホタテを使ったアートは正直驚いたが、仕上がりを想像するとわくわくする。感謝の思いを込めた作品をみんなで作り上げ、見た人に子どもたちの頑張りや未来に進んでいることを感じてもらえたら」と意気込んだ。

 

 同会議は、W杯釜石開催実行委員会が募集する独自ボランティア「いわて・かまいしラグビー応援団」にも応募。この日は同実行委副会長の山崎秀樹副市長が受付書を持参し、「みんなの取り組みは心強い。大きな力になる。世界中から訪れる方を感謝の気持ち、温かいおもてなしの心を持って迎え、一緒にW杯の成功に向け頑張ろう」と激励した。

 

 実行委によると、応援団には20日時点で、県内外の59グループから応募がある。

 

(復興釜石新聞 2018年12月29日発行 第753号より)

 

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