釜石リアスライオンズクラブ50周年祝う〜「地域再生へ一体」誓う、記念式典 県内外から180人参加

復興釜石新聞2018/10/23

式典を締めくくった「ライオンズローア」。リアスLCのさらなる発展へ気勢を上げた

式典を締めくくった「ライオンズローア」。リアスLCのさらなる発展へ気勢を上げた

 

 釜石リアスライオンズクラブ(鈴木久会長、会員23人)のチャーターナイト50周年記念式典は14日、釜石市大町の市民ホールTETTOで開かれた。県内外のライオンズクラブ(LC)会員、来賓ら約180人が出席。東日本大震災を乗り越え迎えた半世紀の節目を祝い、LCの奉仕の心を改めて共有し合った。

 

 国歌、LCの歌を斉唱し開会。菊池錬宥式典委員長が歓迎のあいさつを述べた。式辞に立った鈴木会長は「震災による人口減少でわがクラブも会員数が減っているが、ライオニズムの精神を発揮し、釜石再生に向け地域と一体となり、市政をサポートしていきたい」と決意を示した。

 

関係者へ感謝の気持ちを伝える鈴木久会長

関係者へ感謝の気持ちを伝える鈴木久会長

 

 50周年記念事業として▽釜石鵜住居復興スタジアムに電波時計2基を設置▽同クラブ杯釜石地域中学校バスケットボール大会の運営費、検定球を寄贈(総額200万円相当)―を発表。野田武則釜石市長、釜石市バスケットボール協会の菊地秀明会長に鈴木会長から目録が贈呈された。

 

 釜石リアスLCは1968年4月、釜石LCのスポンサーにより、日本で1298番目、県内22番目のクラブとして誕生。アイバンクひかりの箱募金や献血活動への協力、市内の清掃、植栽、花壇整備などの環境美化のほか、同バスケ大会に代表される青少年の健全育成など多様な分野で奉仕活動を継続してきた。

 

 90年には、LC国際協会332―B地区(岩手県)ガバナーに同クラブの初代会長を務めた故福成覚さんを輩出。会員数も65人に上るなど活況を呈した。その後、新日鉄の合理化、漁業の衰退、人口減少など市の厳しい局面が続く中で震災が発生。大渡町にあったクラブ事務所は被災し、会員1人が犠牲になった。

 

 震災後は市へ防災行政無線を受信できるラジオ3千台、市球技場へソーラー時計を寄贈するなど、まちの復興を後押し。震災を機につながった千葉LC会員でバイオリニストの加藤玲名さんと復興支援コンサートを企画したり、加藤さんが行う市内小・中学校への備品寄贈をサポートしたりと精力的に活動してきた。加藤さんは毎年3月に千葉市でチャリティーコンサートを開き、観客が寄せた募金を学校支援に充ててきた。

 

釜石への復興支援を継続する加藤玲名さん

釜石への復興支援を継続する加藤玲名さん

 

 この日は式典に先立ち、加藤さんのミニコンサートも開かれ、これまでの支援活動を振り返りながら、釜石復興へ思いを新たにした。

 

 同クラブの事務所はLC国際財団の支援を受け、定内町に再建されている。

 

(復興釜石新聞 2018年10月17日発行 第732号より)

 

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