雨空を花火彩る〜釜石港で2年ぶり大会


2017/08/23
復興釜石新聞アーカイブ #観光

釜石港内を彩る納涼花火。雨模様を突き、2年ぶりに開かれた=12日夜

釜石港内を彩る納涼花火。雨模様を突き、2年ぶりに開かれた=12日夜

 

 釜石納涼花火(釜石市、釜石観光物産協会主催)は12日夜、釜石港内で行われた。2年ぶりの開催。大会は、あいにくの雨模様を突いて開かれ、市制施行80周年、近代製鉄発祥160周年、橋野高炉跡国指定史跡60周年を祝う約1千発の花火が打ち上げられた。

 

 2日に「梅雨が明けたとみられる」と発表されてから、皮肉にも雨模様が続く釜石。この日も朝から小雨模様となったが、翌日も回復の見込みがないことから”決行”に踏み切った。

 

 スターマインや尺玉などが夜空を焦がし、港内では船から迫力満点の水中花火も次々と打ち上げられた。雨模様にもかかわらず、港内の岸壁や港町のグリーンベルトなどに約8千人が陣取り、夜空を彩る大輪の花火に歓声を上げた。

 

 大槌町の小笠原博樹さん(30)は、高校(釜石南)時代のサッカー部の仲間と誘い合って花火見物。娘の凛子(りこ)ちゃん(4)を胸に抱いて傘を差し、花火が彩る夜空を仲良く見上げた。「雨の中を来て良かった。初めて花火を見る娘も喜んでくれたし」と満足そうに話した。

 

 

(復興釜石新聞 2017年8月19日発行 第614号より)

 

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