ハートのイルミネーション、街彩る バレンタインからホワイトデーまで 釜石・青葉通り
青葉通りにお目見えした大きなハートのイルミネーション
釜石市大町の青葉通りで4日、バレンタインデーに合わせたイルミネーションが始まった。発光ダイオード(LED)で彩られたハート形のオブジェ(高さ約3メートル)などがお目見え。ピンクや白、青などに輝いてロマンチックな雰囲気を醸し出している。点灯は、ホワイトデーの3月14日までを予定する。
大町商店街振興組合(新里耕司理事長)が企画。同通り緑地帯(ホテルサンルート釜石前)にハートのオブジェや、雪の結晶をかたどったイルミネーションで彩られた光のトンネルなどを設置した。「かわいい」「きれい」。家路を急ぐ人たちが足を止めて見入ったり、写真を撮ったりしていた。
鮮やかなイルミネーションで彩られた青葉通り
例年クリスマスシーズンに実施してきたが、一昨年は設置後に強風で一部の電球が壊れて数日で撤去、昨年は見送った。まちなかを活性化させようと、バレンタインシーズンの飾り付けを考えていたところ、イルミネーションで地域を楽しませている小川町の藤原豊さん(69)を紹介され、協力を要請した。
「派手なのが好き」と藤原さん。20年ほど前からクリスマスの時期になると自宅にイルミネーションを飾り付け、住宅街を温かく照らしている。催しの会場を光の演出で盛り上げたりすることも。そして、今回のバレンタインイルミ。まだ完成形ではなく、時間を見て電球やオブジェを増やしていく考えだ。「少しずつ変化する輝きも楽しんでほしい」。寒い日は続くが、光の光景が道行く人たちへプレゼントになることを願っている。
まちなかを温かく照らすイルミネーション
新里理事長(66)も「恋人たちの憩いの場に。2人のハートで寒さを乗り越えてもらえたら」と期待。新型コロナウイルス禍で人を呼び込む取り組みはいまだ難しさも残るが、「ウィズ・コロナを見据えてできることでにぎわいを創出、地域を盛り上げていきたい」と前を向いた。
釜石新聞NewS
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