市民の安全・安心に貢献 警察業務協力で釜石署が3団体8個人に感謝状贈呈


2022/07/06
釜石新聞NewS #防災・安全

警察業務協力者への感謝状贈呈式=釜石署、1日

警察業務協力者への感謝状贈呈式=釜石署、1日

 
 地域の治安活動などで長年にわたり警察業務に協力してきた団体や個人への感謝状贈呈式が1日、釜石市中妻町の釜石警察署(前川剛署長)で行われた。防犯や交通安全、青少年の健全育成などに尽力したとして、3人に県警察本部長感謝状、3団体5個人に釜石警察署長感謝状が贈られた。
 
 感謝状を受けたのは、少年補導員や同署の交通安全活動推進委員、地域団体で防犯や交通安全に取り組んできた人など。団体では、被留置人の散髪に協力してきた理容店などが対象となった。前川署長が賞状を手渡し、感謝の気持ちを表した。
 
交通安全活動への協力で県警察本部長感謝状を受ける佐々木暁美さん(左)

交通安全活動への協力で県警察本部長感謝状を受ける佐々木暁美さん(左)

 
自転車安全利用モデル校として模範行動を示す釜石高には釜石警察署長感謝状が贈られた

自転車安全利用モデル校として模範行動を示す釜石高には釜石警察署長感謝状が贈られた

 
 贈呈後、前川署長は管内の治安状況を説明。交通関係では昨年に比べ、人身事故が増加傾向にあり、本年は既に2件の死亡事故が発生していることを伝え、「引き続き、地域の安全・安心の取り組みのため力添えを」と願った。
 
 県警察本部長感謝状を受けた千鳥町の永澤光雄さん(74)は20年間、少年補導員を務め、市防犯協会隊員としても活躍。現在は中妻地区を担当し、子どもたちの登校時間帯の見守りのほか、高齢者の安全確保も含めた見回り活動に力を注ぐ。「最初は声掛け事案も多少あったが、最近は少なくなっている。できることを続け、(市民の安全・安心に)少しでも役に立てれば」と永澤さん。感謝状を励みに、活動へのさらなる意欲を見せた。
 
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地域安全への尽力で感謝状を受ける永澤光雄さん

 
 警察業務協力者への感謝状贈呈は、1954年7月1日に現行の警察制度が施行され、都道府県警察が発足したことにちなみ、毎年実施されている。
 
 今回、感謝状を受けた個人、団体は次の通り。(かっこ内は協力分野と管轄交番、駐在所)
【県警察本部長感謝状】
永澤光雄(地域安全、釜石駅前)、佐々木暁美(交通安全、平田)、菊池重人(同)
【釜石警察署長感謝状】
▽団体 県立釜石高(交通安全、甲子)、洞関町内会(地域・交通安全、甲子)、カットサロンくまがい(警務、平田)
▽個人 山本理悦子(地域・交通安全、釜石駅前)、多田慶三(同、小佐野)、伊藤福明(地域安全、釜石駅前)、上野慶壽(地域・交通安全、唐丹)、久保信(同、平田)

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