4月22日「アースデー」 釜石の2ライオンズクラブ 地域環境美化へ清掃活動


2022/04/27
釜石新聞NewS #地域

 4月22日は「アースデー(地球の日)」。地球環境を考え行動を起こす日として、世界中で環境を守るためのさまざまな取り組みが行われている。国際的奉仕団体ライオンズクラブ(LC)の県内50クラブはこの日、「河川敷クリーン大作戦」と称して、各地で一斉清掃活動を行った。釜石市の2クラブもそれぞれ活動し、地域の環境美化に汗を流した。

釜石ライオンズクラブ 市街地の玄関口大渡橋たもとの広場で除草作業

 
釜石ライオンズクラブ アースデー清掃奉仕活動

釜石ライオンズクラブ アースデー清掃奉仕活動

 
 釜石ライオンズクラブ(蓙谷兼明会長、会員40人)は昨年に続き、大渡橋の鈴子町側橋詰広場で清掃奉仕活動を行った。会員8人が参加。1時間半にわたり、三陸鉄道線路沿いの斜面や広場内の雑草を刈り取った。
 
 1965年に結成した同クラブは、市内各地で植樹活動も展開してきた。大渡橋に併設されていた「橋上市場」撤去後、現在の橋が完成した2005年には、クラブの40周年記念事業として、同広場内に数種類の樹木を植樹。成長した木々は、甲子川を眺める憩いの空間に彩りを添えている。
 
大渡橋橋詰広場(鈴子町側)で草取りを行う会員

大渡橋橋詰広場(鈴子町側)で草取りを行う会員

 
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 幹事の細田勝夫さん(74)は「地球を守るには地域の環境から。ここは釜石駅を降りてすぐの市街地への玄関口。少しでもきれいにし、訪れる人を印象良く迎えたい」と話した。
 

釜石リアスライオンズクラブ 大渡橋~五の橋間の河川敷でごみ拾い

 
釜石リアスライオンズクラブ アースデー清掃

釜石リアスライオンズクラブ アースデー清掃

 
 釜石リアスライオンズクラブ(山﨑智千会長、会員37人)の清掃は、大渡橋~五の橋間の河川敷で行われた。会員15人が参加。千鳥町の駐車スペースから二手に分かれ、両橋までの区間を往復。遊歩道や草地に落ちているごみを拾い集めた。
 
 1時間の活動で会員が手にしたごみ袋はいっぱいに。空き缶、瓶、ビニール類のほか、さまざまなごみが回収された。中には餅つき機、電動ドリルなど、明らかに持ってきて捨てたと思われるごみも。クラブでは昨年も同じ場所で清掃活動を実施しているが、駐車スペースでは、車の灰皿からそのまま捨てたような吸い殻の山や、車用品のごみなども見つかっている。千鳥町沿いの護岸の石垣では、川の増水時にひっかかったとみられる紙やビニールごみも目立った。
 
河川敷駐車スペース周辺からは酒瓶やビール缶、車用品のスプレー缶なども見つかった

河川敷駐車スペース周辺からは酒瓶やビール缶、車用品のスプレー缶なども見つかった

 
大量のごみで重くなった袋を提げて戻る会員ら

大量のごみで重くなった袋を提げて戻る会員ら

 
 山﨑会長(59)は「人が歩く所にはそんなにないが、草地など端の方にたまっている印象。故意に捨てたとみられるごみも多い。マナーを守ってほしい」と環境に配慮した行動を願った。
 
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 清掃奉仕のほか、文化、スポーツなど各分野で地域貢献活動を行う釜石リアスLCは、5月15日に奥州市で開かれるライオンズクラブ国際協会332―B地区(岩手県)第68回年次大会で、「栄光のアワード」として2つの賞を受けることが決まった。
 
 「青少年健全育成優秀賞 金賞」は、1992年から継続開催する同クラブ杯釜石地域中学校バスケットボール大会(昨年度まで31回開催)の功績で受賞。「東日本大震災復興支援優秀賞 銀賞」は、震災後、千葉市在住のバイオリニスト加藤玲名さんが継続する釜石市への支援活動を同クラブがバックアップしてきたことでの受賞となる。同クラブの両受賞は初めて。

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