第55回記念 美術集団「サムディ45」力作並ぶ
個性豊かな作品が並ぶ「サムディ45」の55回記念展
釜石市の美術集団「サムディ45」(小田島凌一代表)の第55回記念展が、大町の市民ホールTETTOギャラリーで開かれている。日本画、洋画、デザイン、切り絵、色鉛筆画、写真、工芸など幅広いジャンルの力作約80点が並ぶ。27日まで。
同集団は1967年に結成。メンバーが最初に集まったのが土曜日だったことからフランス語の土曜日「サムディ」と、沿岸の美術愛好家をつなぐ意味で国道45号にちなんだ名称にした。講師を置かず、個々に創作活動に取り組んでいるのが特徴で、現在の会員は30代から80代まで20人。さまざまな分野の人が集まり、地元釜石のほか、北上、仙台、鹿児島など県内外に広がっている。
平田の橘内道子さんが出展する「夢追い人」は銅板を使った彫金風の作品。よく見ると銅板ではない別の素材を使っているようで、「だまされに来て」と楽しみにしている。新型コロナウイルスの感染収束を願うフェルト作品「アマビエ様」、話題の漫画「鬼滅の刃」にちなんだ切り絵もある。
米朝中の危うい三角関係を表現したデザイン画や「福紙」と題した遊び心たっぷりの立体作品などを出品した小田島代表(82)は「何でもありが特徴。見る人に楽しんでもらえたら」と期待する。
入場無料。時間は午前9時~午後6時(最終日は同5時まで)。
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