釜石市消防団・第6分団第4部に新型消防ポンプ車を導入
新しい消防ポンプ車が配備された消防団第6分団第4部の団員ら
釜石市消防団・第6分団第4部=片岸町中心部(柏﨑成好部長、7人)に3月26日、新しい消防ポンプ車が引き渡され、部員が新たな機能と性能を確認した。2020年度の消防団関係の消防設備整備事業はほかに、小型ポンプ・積載車2台が更新され、3月末に第6分団第5部(鵜住居町川目地区)の消防屯所が移転・新築を完了した。
新車両の操作説明会は鈴子町の釜石大槌地区行政事務組合消防本部庁舎で行われ、柏﨑部長ら4人が参加。車両の運転特性と、消防車独自の無線やアナウンスなど付帯装置の説明を受けた。甲子川の対岸、千鳥町の河川敷に移動し、ポンプ操作、メンテナンスを重点に説明を受け、実際に放水能力を確認した。
甲子川河川敷で新車両の放水能力を確認
新車両はディーゼルエンジン(3000㏄)を搭載、4WD、5速オートマチックミッションで、ダブルキャブ、乗車定員5人。最新の照明、電子サイレン、カーナビとバックモニター連動装置、ドライブレコーダーも装備した。ポンプは放水手順の迅速化が図られ、無給油式真空ポンプは吸水、放水能力(規格放水量毎分2㌧)とも同タイプの最高レベルだ。
年度末の退団を控えた柏﨑部長(69)は「新しいポンプ車は最高だ。操作に早く習熟するよう訓練する必要がある。若い団員が加入してくれれば」と期待を語った。
新ポンプ車の整備事業費は税込みで2612万5千円。旧車両は1998年度に配備され、22年が経過した。
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