自動車愛好家らの自由参加型ミーティング「カマミー」今春から定例開催~コロナ禍を乗り越え地域のにぎわい創出に
釜石新聞NewS
釜石市鵜住居町、根浜シーサイド駐車場を会場にした自動車愛好家らの自由参加型ミーティング「カマミー」(Car-maishi Meeting、同実行委主催)が、今春から定例開催されることになり、3月28日、キックオフイベントが開かれた。毎月第4日曜日を開催日とし、今年は11月まで実施予定。愛好家の交流のみならず、地域のにぎわい創出、経済効果を狙いに定着を図る。
同イベントは、釜石市出身の自動車ライター金秀樹さん(48)と甲子町在住の愛好家佐野仁彦さん(52)が共同運営。昨年2回のプレ開催を経て、今年から本開催にこぎつけた。
28日は県内外の愛好家が自慢の愛車約100台を持ち寄り、車談議に花を咲かせた。会場には新旧の国産車、輸入車など多種多様な車が勢ぞろい。一般来場者も含め子どもから大人まで幅広い年代が、見物や写真撮影、所有者との会話を楽しんだ。
オーナー自慢の愛車が勢ぞろい。見学者も興味津々
一関市の小野寺莉子さん(18)は高校卒業を控え、5日前に運転免許を取得したばかり。父利典さん(53)の影響で車好きという莉子さんは、一家が所有する4台のうち、日産チェリー系販売会社の創立15周年記念モデル「パルサーEXAコンバーチブル」(1985年製、100台限定)を運転して来場。「オートマより断然楽しい。今ではない車体の形にも引かれる」とクラシックカーの魅力を語り、「コロナが収まったら車で関東に行ってみたい」と夢を膨らませた。4月からは自動車整備の専門学校に進学し、整備士を目指すという。
三陸沿岸道路の開通を追い風に実現した同イベント。実施にあたっては、新型コロナウイルス感染防止策を徹底し、リスクを避けながら地域活性化に貢献する新たな形を模索する。
実行委の佐野さんは「ストレスを発散しながらコロナ禍を乗り切る一つのモデルになれば。民間発信のにぎわい創出で周辺の飲食、観光産業救済にもつなげられたら」と期待。震災で大きなダメージを受けた観光地・根浜海岸の再生も見据える金さんは「三陸道のドライブスポット、和みの場にしたい。キッチンカーやフリーマーケットの出店もさらに促し、地元の人にも気軽に足を運んでもらえる形に」と意気込んだ。
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