「全力で戦う」高校総体へ壮行式 釜石高 空手道・ボクシング出場選手、活躍誓う 在校生から温かいエール


2023/07/26
釜石新聞NewS #スポーツ

青木校長から激励を受ける釜石高空手部、ボクシング部の選手たち

青木校長から激励を受ける釜石高空手部、ボクシング部の選手たち

  
 北海道を中心に開催される2023年度全国高校総合体育大会(インターハイ)に向け、21日、釜石高(青木裕信校長、生徒426人)で出場選手の壮行式が行われた。今大会には空手部とボクシング部の生徒計15人が岩手県代表として参加。在校生から温かいエールを受けた選手たちは全国の晴れ舞台での健闘を誓った。
  
 体育館で行われた壮行式は、同校生徒会執行部が進行。ステージ上に整列した選手たちを前に、青木校長が「皆さんが全国の舞台に立つためにどれだけの時間を費やしてきたのか、部活の仲間、家族、私たちが知っている。全国大会では最高のパフォーマンスを発揮してきてください」と激励した。
 
ステージ上の選手たちは応援委員、在校生からのエールを力にする

ステージ上の選手たちは応援委員、在校生からのエールを力にする

 
 新型コロナウイルス下で応援活動を控える状況が続いたが、同校応援委員会は伝統を引き継ごうと全校生徒での応援体制を再構築した。「フレーフレー拳闘」「頑張れーがんばれー空手」。エールを送る側の応援委員、在校生はそうした成果を声に乗せた。
  
 激励を受けた空手部の松田郷佑主将(3年)は「インターハイではこれまで練習してきた成果を十分に発揮したい。全員、全力で戦ってくる」と決意表明。ボクシング部からただ一人参加する男子ピン級の佐々木夏さん(同)は「男子部員が少ない中で、日々の練習を工夫しながら自分を追い込んできた。一戦一戦を大切にし、一つでも多く勝てるよう頑張ってくる」と力を込めた。
  
「仲間とともに全力発揮」と意気込む空手部の松田郷佑選手(左)

「仲間とともに全力発揮」と意気込む空手部の松田郷佑選手(左)

 
「一勝でも多く」と活躍を誓うボクシング部の佐々木夏選手

「一勝でも多く」と活躍を誓うボクシング部の佐々木夏選手

 
 インターハイは22日に開幕。空手道は26~29日に恵庭市総合体育館で行われ、同校は男女ともに団体組手で出場する。男子は3年の松田さんと坂本嘉之さん、2年の倉澤威琉さんと岩間瑛心さん、1年生は上野大雅さん、佐々木楓舞さん、人首颯眞さんが参加。松田さんと倉澤さんが個人組手、坂本さんは個人形にも挑む。女子は3年の佐々木來愛さんと松下鈴空さん、2年の石村海鈴さんと照井万尋さん、1年の髙橋愛里さん、佐野心洵さん、小松倫子さん。髙橋さんは個人形にも臨む。
 
 ボクシングは29日~8月4日、北ガスアリーナ札幌46(札幌市中央体育館)で実施。コロナの5類移行に伴い、4年ぶりの通常開催となるインターハイは8月21日まで熱戦が繰り広げられる。

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