釜石・建設関連の職人が高齢者支援 全建総連「住宅デー」で住まいをボランティア修繕


2023/06/22
釜石新聞NewS #地域

釜石建設組合「第46回住宅デー」地域奉仕活動

釜石建設組合「第46回住宅デー」地域奉仕活動

 
 釜石建設組合(佐々木正雪組合長、235人)は18日、市内の高齢者世帯を対象に住宅の不具合を改善するボランティア活動を行った。全国建設労働組合総連合(全建総連)が6月に推進する「住宅デー」の活動の一環。申し込みのあった7軒で組合員7人が要望箇所の修繕や必要とする設備の取り付けなどを行い、依頼者に喜ばれた。
 
 46回目となる住宅デーは、地域に奉仕することで組合員の存在感を高めるとともに組織拡大につなげようと展開。釜石では前身の「大工組合」の時代から奉仕活動を続けており、近年は高齢者の安全安心な住環境を支援しようと、軽微な住宅修繕を行っている。
 
 市広報で依頼者(先着10人)を募集。今年は15人の応募があり、下見の結果、同活動で対応可能な7軒を訪問した。階段の手すり設置、雨戸・網戸のと車調整、壁や軒下の一部補修、室外機の小屋根設置―などを実施。工賃は無料で、依頼者は材料費だけ実費負担した。
 
平田の住宅で門の外壁タイルの補修を行う鈴木利治さん(鈴木左官)

平田の住宅で門の外壁タイルの補修を行う鈴木利治さん(鈴木左官)

 
 平田の橘内道子さん宅では敷地門の剝がれたタイルの補修を依頼。鈴木左官(唐丹町)の鈴木利治代表(49)が作業にあたった。「家の入り口なので気になっていたが、どこに頼めばいいか分からなくて。ちょうど広報で募集を見つけ、ダメ元で電話をかけた。地元の職人さんがやってくれるのは安心につながる」と橘内さん。専門業者の確かな技術を喜び、感謝した。
 
作業を視察する佐々木正雪組合長(右)と依頼した橘内道子さん(同隣)

作業を視察する佐々木正雪組合長(右)と依頼した橘内道子さん(同隣)

 
 同組合は大工のほか内装、板金、電気、配管、土木など、住まいに関わるあらゆる業種の職人で組織する。佐々木組合長(73)=佐々正建設(甲子町)=によると、組合員数は年々減少。高齢による退職、少子化などでの職人のなり手不足が顕著になってきている。佐々木組合長は「地元での仕事の受注増、若手の育成が課題。こうした奉仕活動を通じて地元職人の存在を知ってもらい、住民に頼ってもらえるようにしていきたい」と話した。同組合事務所は上中島町4丁目に置く。
 
佐々木組合長は組合員の近況なども聞き取った

佐々木組合長は組合員の近況なども聞き取った

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