元豪州代表と釜石SW、鵜住居小学校児童と牛肉試食会〜ラグビー交流
元ラグビー豪州代表の2人と鵜住居小児童ら
オーストラリア産牛肉の生産者団体、MLA豪州食肉家畜生産者事業団(本社・シドニー)によるプロジェクト「オージー・ビーフで元気キッズ!」が10月31日、鵜住居小(中軽米利夫校長、児童141人)で行われた。元ラグビーオーストラリア代表、釜石シーウェイブス(SW)RFCの選手らとの交流会、牛肉の試食会を開催。スポーツと食を通して子どもたちの健康で元気な体づくりを応援した。
復興支援の一環として、2019年ラグビーワールドカップ(W杯)が開かれる釜石の盛り上げ、子どもたちの国際感覚の醸成を願って実施。元ラグビーオーストラリア代表のジャスティン・ハリソンさん(43)、マーク・エラさん(58)らが同校を訪れ、5、6年生49人と触れ合った。
2人はパスやタックルの基本を教えた。チームワークや仲間を信じる大切さを伝え、ラインアウトの飛び方を紹介。児童が授業で取り組んでいるタグラグビーでミニゲームも楽しんだ。
試食会では一口大に調理された牛肉を味わい、児童らは「おいしい」と笑顔。大丸碧仁君(6年)は「食べて元気に、強くなれる気がする。(2人は)パワーやタックルの技術がすごい」と感心した様子だった。
オージー・ビーフの愛称で日本の食卓にも並ぶオーストラリア産牛肉は脂が少ない赤味肉で、良質なタンパク質や鉄分、亜鉛といった子どもの成長に必要な栄養素が含まれているという。健康で元気な体をつくる食材として紹介するとともに、スポーツ分野で同国の選手が日本で多く活躍していることもあり、スポーツを通した日豪国際交流の一つとして同プロジェクトを発足。第1弾として同校での交流会を開いた。
同事業団ジャパンオフィス(東京都千代田区)のアンドリュー・コックス駐日代表は「ラグビーのまちとして知られる釜石に来ることができ、うれしい。津波があった地でもあるが、W杯に向け行動しているのが素晴らしい。子どもたちも活動的。ラグビーと食を通して日本の子どもたちの元気を応援したい」と話した。
(復興釜石新聞 2017年11月4日発行 第636号より)
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