津波に負けず5周年、グループホームやかたで記念行事〜「信頼されるホームへ」気持ち新たに

2016/09/08|カテゴリー:復興釜石新聞 福祉

5周年を迎えたグループホームやかた、関連施設

5周年を迎えたグループホームやかた、関連施設

 

 認知症対応型共同生活介護、小規模多機能型居宅介護事業を行うコンフォートライフ(松田宇善代表社員)が釜石市大町で運営するグループホームやかた、小規模多機能ホームやかたで1日、創立5周年記念行事があり、施設入居者や利用者、職員が歌や手品など余興を楽しみ、昼食を食べながら親睦を深めた。

 

 両ホームは2011年4月1日に開所することになっていたが、施設引き渡しの直前に起こった東日本大震災で2階建ての建物の1階が天井まで浸水。開所の延期を余儀なくされたが、行政や県外の福祉関係者の支援により施設を修復し、5カ月後の9月1日に開所した。

 

 グループホームは1ユニット9床という少人数制のゆったりとした家庭的な環境を提供している。通い、泊まり、訪問の3種類のサービスを自由に組み合わせることができる小規模多機能ホームは登録定員25人、通い15人、泊まり5人で、在宅生活を基本として社会の役割や地域の人との関係を維持、継続できるよう支援。今年の5月からはデイサービス(利用者3人)も始めている。

 

創立記念行事を入所者・スタッフ一体で楽しみ、祝った

創立記念行事を入所者・スタッフ一体で楽しみ、祝った

 

 記念行事であいさつに立った松田代表は5年間を振り返り、「多くの人に利用してもらい、介護職員が少ないといわれる中でも人材が集まり、恵まれていると感じる。『釜石に住み続けられてよかった』という利用者さんの言葉を聞き、本当に建ててよかったと思った。5周年はこじんまりだが、10周年は盛大にやりたい。それを目標に長生きしてください」と利用者らに呼び掛けた。

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCに所属する遠藤孝亮さん(26)が同施設で働いており、選手3人、SWを応援するマスコット「なかぴー」「なかりん」がお祝いに駆け付けた。3選手は来週から始まる公式戦に向けた意気込みを語り、遠藤さんはラグビーのニュージーランド代表が試合前などに行う踊り「ハカ」を披露。迫力ある踊りに利用者は驚いた様子だったが、「頑張れ。期待してるよ」などと大きな拍手を送っていた。

 

 「釜石小唄」を歌ったり、職員による手品も。8日に88歳を迎える山﨑博さんの誕生会も併せて行った。

 

 利用者らが楽しむ様子に「感無量」と松田代表。市内外の介護施設などで働いていた時に感じた「住み慣れた地域で安心して暮らし続けてもらいたい」との思いを持ち続け、「やかたに行けば何でも解決してくれると地域に信頼される施設を目指したい」と気持ちを新たにした。

 

(復興釜石新聞 2016年9月3日発行 第517号より)

 

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