「馬と古民家のまきば」体験プログラムスタート~心身癒やす馬との触れ合い

2016/06/15|カテゴリー:復興釜石新聞 観光

黍原豊さん(右)が引く馬に乗り、何ともいえない心地良い感覚に身をゆだねた乗馬体験

黍原豊さん(右)が引く馬に乗り、何ともいえない心地良い感覚に身をゆだねた乗馬体験

 

 馬との暮らし体験を通じ生きる力を育む釜石市橋野町の一般社団法人三陸駒舎(寄田勝彦代表理事)が、いよいよ今月からホースセラピーの体験プログラムをスタートさせた。5日、拠点とする同町中村の古民家で、馬の世話や乗馬などの体験活動が行われ、市内外からの参加者が馬の魅力に触れて心身ともに癒やされた。

 

 「馬と古民家のまきば」と名付けたプログラムは、12月まで毎月第1日曜日に行われる。初回は、ボランティアを含め13人が参加。馬を世話する同法人理事の黍原豊さん(39)の指導のもと、馬房の掃除、馬のブラッシング、餌やりなど馬が快適に過ごすのに欠かせない仕事に励んだ。馬場では乗馬体験も行われた。

 

 鵜住居小5年の山﨑成美さん(10)は「馬のまつげが長くてかわいい。たてがみもきれい。体は触り心地が良くて安心できる」と、すっかり魅了された様子。餌となる草や馬房に敷く木材チップの運搬などにも精力的に取り組み、「毎日のお世話は大変だと思った」と実感を込めた。

 

 前日から放牧場の柵設置や馬屋2階の改修などのボランティア活動を行っていた宮城県名取市の尚絅学院大3年、原田雄介さん(20)は「馬の体温が動物のぬくもりを感じさせる。こうして人が集まって交流できるのも素晴らしい」と同法人の活動に共感。

 

三陸駒舎(橋野町中村)

 

 震災後、釜援隊として復興まちづくりに取り組む中で、馬による心のケアや地域再生の可能性を見いだした黍原さんは、アドバイスを受けた寄田代表と昨年4月、同法人を立ち上げた。市内で復興支援に従事する他団体や釜石に思いを寄せる東京の仲間らと築90年の曲がり家古民家を改修し、活動拠点を整備。今年4月、寄田代表が経営する牧場から雌の道産子馬2頭を連れてきた。

 

 念願の体験プログラム提供にこぎつけた黍原さんは「馬のおかげで人同士のつながりも生まれている。馬との触れ合いが明日への活力をもたらし、良い人間関係を築ける場にもなっていけば」と期待。今後は、古民家の民泊を含むさまざまなニーズのプログラム展開も予定する。

 

 体験の申し込み、問い合わせは黍原さん(電話090・7070・7378)へ。

 

(復興釜石新聞 2016年6月11日発行 第494号より)

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三陸駒舎さんの投稿 2016年4月23日

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