TOKYO FM「心の復興」全国へ配信〜震災5年 被災者の声 ラジオに乗せ

2016/03/25|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

阿部志穂さん(左)ら釜石市民が復興の現状を全国に発信したラジオ番組の公開生放送

阿部志穂さん(左)ら釜石市民が復興の現状を全国に発信したラジオ番組の公開生放送

 

 TOKYO FMグループの衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」は11日、震災から5年を迎えるにあたり、釜石市から全国のコミュニティーFM108局を結ぶ特別番組「KIZUNA STATION」を公開生放送した。

 

 鈴子町のシープラザ釜石1階イベントステージが会場。シンガーソングライターの因幡晃さんがメーンパーソナリティーを務め、震災を経験した釜石市民らがゲスト出演した。

 

 浜町で車ごと津波にのまれ一命を取り留めた菊池真智子さん(54)=菊鶴商店経営=は、自身の被災体験や震災後の商業環境などを紹介。「直後は多くのボランティアに来ていただき、(商売でも)助けられた。3年過ぎてから訪れる人も減ってきている」とし、全国に三陸の海の幸をアピールしながら来訪を呼びかけた。

 

 出演後、「復興はまだ途上。実際に釜石に来て、自分の目で見て人と話して、状況を知ってほしい」と菊池さん。住宅再建への不安も口にし、「被災したみんなが一日も早く穏やかな生活を送れるようになるのが何よりの願い」と実感を込めた。

 

 「かまいしさいがいエフエム」パーソナリティーの阿部志穂さんは、これまでの取材活動で感じた被災者の心の葛藤などを伝えた。仮設住宅から災害公営住宅への転居でコミュニティーの再構築が課題となっている現状にも触れ、「心の復興」の難しさを浮き彫りにした。全国のリスナーへ多くの支援に対する感謝の気持ちを述べ、「震災時、地域のつながりが大きな力を発揮した事例は多い。防災対策とともに、今、周りにいる人たちをぜひ大切にしてほしい」と呼びかけた。

 

 他にも釜石観光ボランティアガイドなどが出演し、震災後の状況と今後の展望などを発信した。因幡さんは鎮魂の祈りを込めた歌も披露し、4時間にわたる放送を全国に届けた。

 

(復興釜石新聞 2016年3月19日発行 第471号より)

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スタッフです。今日は岩手県釜石市からミュージックバードの特別番組「KIZUNA station」をお送りしました。全国108局のコミュニティFMを結んだ4時間の生放送。無事に終えることが出来ました。「ことづて」と 「涙よ今祈りになれ 」も歌わせてもらい、被災地の方にお届けできたと思います。会場に来てくれた方々、スタッフの方々、聴いてくれた方々ありがとうございました。

因幡 晃さんの投稿 2016年3月11日

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