「鋼鐡(はがね)の意志(こころ)」アルプススタンドへ〜選抜出場OB 横断幕贈呈

2016/03/11|カテゴリー:復興釜石新聞 スポーツ

野球部OBらが贈呈した「鋼鐵の意志」の横断幕を

野球部OBらが贈呈した「鋼鐵の意志」の横断幕を手に決意を新たにする釜石高ナイン=6日

 

 20日開幕する第88回選抜高校野球大会に21世紀枠で出場する釜石高野球部に6日、20年前の釜石南高時代にセンバツに出場したOBらから横断幕が贈られた。横断幕には、校歌の一節にある「鋼鐵(はがね)の意志(こころ)」と大きく記された。甲子園のアルプススタンドに掲げられ、釜石から駆け付ける応援団と共に釜高ナインに熱いエールを送る。

 

 贈られた横断幕は縦1.2メートル、横12メートル。スクールカラーの紫紺の生地に「鋼鐵の意志」の文字が鮮やかな深紅で染め抜かれた。20年前の甲子園出場メンバーで釜石高野球部OB会長の小国晃也さん(37)=大槌町職員=らが、当時監督を務めた佐藤隆衛さん(74)=大船渡市在住=に依頼。これを快諾した佐藤さんは気合を込めて筆を走らせ、勢いのある文字に仕上げた。

 

 この日は小国さんのほか、20年前に投手の二本柱としてセンバツ出場に貢献した萬(よろず)大輔さん(37)=釜石市職員=、県立釜石病院の理学療法士として活躍する小国忍さん(37)らOB6人が母校のグラウンドに足を運び、センバツまで10日余りと迫った後輩に横断幕を手渡した。

 

 OB会長の小国さんは「OB一同の気持ちが入っている。甲子園は特別なところ。緊張したら、この横断幕を見て伸び伸びプレーしてほしい」とナインを激励。大槌町で塗装工芸店を営み、横断幕の製作を担当した倉本武樹さん(35)は「優勝を目指し、精いっぱいがんばってほしい」とエールを送った。

 

 菊池智哉主将は「『鋼鐵の意志』はみんなの生活にも生きている。目標は21世紀枠で最高のベスト4だが、決勝でも横断幕を掲げたい」と決意を新たに。佐々木偉彦監督(32)は「佐藤先生(隆衛さん)からは『思うようにやれ』とアドバイスもいただいた。横断幕は甲子園でアレだと思える目標になる」と喜んだ。

 

 釜石での最後の練習日となったこの日は、推薦で釜石高への入学を決めた三浦友聖君(大平中3年)、栗沢宏輔君(釜石東中3年)も見学に訪れ、熱い視線を送った。

 

 釜高ナインはOBらの熱い思いを胸に、11日に甲子園へ向けて出発する。これを前に、7日から9日にかけて茨城県へ遠征、土浦日大などと練習試合をする。奇しくも東日本大震災から5年となる11日には、大阪市の毎日新聞大阪本社で組み合わせ抽選会があり、初戦の相手が決定。翌12日には天理などと練習試合をする。その後、京都外語大西、東洋大姫路などの強豪校と練習試合を重ね、甲子園の大舞台に臨む。

 

(復興釜石新聞 2016年3月9日発行 第468号より)

 

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