高齢者世帯を彩るヒヤシンス〜白山小児童、今年もプレゼント

2017/03/02|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

学区内のお年寄りにヒヤシンスの花を贈る白山小児童

学区内のお年寄りにヒヤシンスの花を贈る白山小児童=21日、大平町の仮設住宅団地

 

 白山小(栗澤弘校長、児童50人)は21日までに、学区内に住む高齢者100世帯に花をプレゼントした。今年で8回目になる取り組み。児童らは近所の家を訪問し、美しくラッピングしたヒヤシンスを届けた。

 

 21日は寒い風が吹く中、3・4年生(14人)が大平町の仮設住宅団地2カ所、28世帯を訪問した。鉄の歴史館の近くにある第2団地でも、在宅の住民に花と児童のメッセージなどを贈った。

 

 平野武雄さん(83)、タマ子さん(80)夫妻には、3年の成田彗七君と佐々木梨杏さんが、咲き誇った白花を届けた。平野さんは震災で嬉石町の自宅を流失。仮設住宅の生活は5年半を過ぎた。入り口の周囲には、これまで白山小から贈られた花などの鉢植えを置き大事に育てている。

 

 タマ子さんは「私の子どもも白山小を卒業した。被災後4カ月半の避難生活も学校でお世話になった。まだ寒いけど、元気に勉強して」と児童に語りかけた。今年の夏には同校に近い災害復興住宅に入居する。

 

 成田君は「花を喜んでくれてうれしい。花を育てるのに、水をきれいにするよう気を付けた」、佐々木さんは「私は黄色や赤など華やかな色が好き。ヒヤシンスはいい香りがする」と話した。

 

 この活動は、市の「かまいしコミュニティスクール事業」を導入、震災前から継続している。昨年11月から150個の球根を教室で水耕栽培。児童は観察し、水換えを続けた。冬を乗り越え、大半の株が色とりどりの花を咲かせた。

 

(復興釜石新聞 2017年2月25日発行 第566号より)

 

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