大町復興住宅4号完成〜1階に5店舗 ATM・美容院・介護サービスも、にぎわい創出期待

2016/10/19|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

市中心部に完成した大町復興住宅4号

市中心部に完成した大町復興住宅4号。目抜き通りに面した1階部分にテナントが入る

 

 釜石市が大町に建設を進めていた大町復興公営住宅4号が完成し、12日、現地で竣工(しゅんこう)式が行われた。市が東部地区14カ所(430戸)に整備する復興公営住宅のうち9番目の完成。大町では市民ホール(仮称)や飲食店街の建設など震災からの復興に向けて再開発が進められており、大型ショッピングセンターや情報交流センターなどにも近い4号住宅は東部地区の拠点性を担う重要施設としての展開に期待が寄せられている。1階部分には5店舗が入居し、周辺のにぎわい創出につながることへの期待も。住民や店舗の入居は14日から順次始まる。

 

 竣工式には工事関係者や地元住民代表など約40人が出席。神事を行った後、野田武則市長は「被災した方々は仮設住宅での不自由な生活を余儀なくされていたが、新しい住まいで隣近所和気あいあいと人生をスタートしてほしい。市街地に人が戻ることで、地域のにぎわいが大きく展開されることを期待する」とあいさつした。

 

4号住宅の完成を喜ぶ市、工事関係者

4号住宅の完成を喜ぶ市、工事関係者

 

 県道釜石港線と青葉通りの交差点付近に建設された同住宅は鉄筋コンクリート造り8階建て。敷地面積1566平方メートル、延べ床面積3336平方メートル。1LDK14戸と2LDK27戸で構成した。市内では独り暮らしの高齢入居者も少なくなく、同住宅では孤立防止への工夫として、プライバシーを確保しながら住戸間で”さりげなく”見守り合えるよう1LDKを2LDKで挟むように部屋を配置。1階部分には県道に面して銀行ATMや美容院、介護サービス事業所などが入る。

 

 民間事業者が設計と施工を行う建物提案型買い取り方式で整備。タカヤ(盛岡市)が施工し、市が13億2544万円で買い取った。

 

 同住宅のそばでは5号住宅の建設も進められており、完成は来年3月の見込み。2棟の1階部分には、居住者以外の人も通り抜けできる通路が設置される。

 

 市内では復興住宅1314戸を整備する予定だ。23番目の完成となった同住宅を含めると762戸、完成率は58%。本年度は1127戸、86%の完成を目指す。

 

(復興釜石新聞 2016年10月15日発行 第529号より)

 

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