30日告示 釜石市議会 選挙選へ、22人が立候補予定〜「トリプル選」は消滅
釜石市議選の立候補手続き説明会に出席した立候補予定者や代理人=15日、市保健福祉センター
任期満了に伴う釜石市議会議員選挙は30日に告示、9月6日に投開票が行われる。告示を前に15日に開かれた立候補手続き説明会には、改選定数20を上回る22人の立候補予定者や代理人が出席した。9月6日は任期満了に伴う県知事選、県議選と「トリプル選挙」になる予定だったが、20日に告示された知事選は無所属の現職達増拓也氏(51)だけが届け出、無投票で3選。28日に告示される県議選も釜石選挙区(定数2)では現職で釜石市の小野共氏(46)、大槌町の岩崎友一氏(36)以外に出馬の動きはなく、釜石市議選だけが行われる見通しだ。
釜石市議選の立候補手続き説明会に出席したのは、現職15人、元職1人、新人6人。現職19人のうち川﨑勇一、小鯖利弘、菅原規夫、和田松男の4氏は出席を見送った。
この22日と28日に行われる立候補手続き事前審査を経て、30日に告示。9月6日の投開票へ向け、1週間にわたり舌戦が繰り広げられる。
投票率が下落傾向にある中、市選挙管理委員会(神林知明委員長)は、市民の市政への関心喚起などを訴える選挙戦を期待する。東日本大震災直後に行われた4年前の前回選に続き、期日前投票所を天神町の市役所第4分庁舎と鈴子町の市教育センターの2カ所に設けるなど、有権者が投票しやすい環境づくりを進める。
期日前投票の日程は、市役所が県議選29日~9月5日、市議選31日~9月5日。市教育センターは31日~9月2日。受付時間はいずれも午前8時半から午後8時まで。
震災直後の混乱の中で行われた前回は、投開票当日の投票時間を1時間短縮する措置を取ったが、今回は午前7時から午後7時までと本来の形に戻す。投票所は39カ所に設置。このうち第2は市役所第4分庁舎→かまいしこども園、第15は甲子中→甲子小、第20は箱崎町内会仮設集会所→箱崎町仮設団地B談話室、第23は片岸町不動沢内に移設された片岸町内会仮設集会所と、投票所4カ所の場所を変更する。
開票は9月6日午後8時15分から釜石高校体育館で行う。投票・開票状況は市のホームページでも知らせる。
釜石市の登録有権者は8月19日現在、3万748人(男1万4436人、女1万6312人)。市議選については、今年5月30日以降に転入した人は投票できない。問い合わせは市選管事務局(電話22・2111内線158、472)へ。
(復興釜石新聞 2015年8月22日発行 第412号より)
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