「コロナに負けるな」と思い込め〜健康願う みずき団子、かまいしこども園
「きれいだね」。カラフルに飾り付けられたミズキを見上げる園児たち
釜石市天神町のかまいしこども園(藤原けいと園長、園児84人)で12日、小正月の伝統行事が行われ、4、5歳児約40人が今年一年の健康を願って「みずき団子」を作った。
子どもたちは、団子粉で作った赤、白、緑、黄、だいだい色の団子をミズキの枝先に一つ一つ丁寧に飾り付け。色鮮やかな出来栄えに、笑顔の輪を広げた。
中村妃那ちゃん(6)はカラフルな飾りの完成に「きれい。みんなと一緒につくって楽しかった」とうなずいた。
例年は地域の住民も招いて交流を楽しむ機会にしていたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し自粛。作ったミズキ飾りの一部は隣接する復興住宅に届け、触れ合いをつないだ。
藤原園長は「子どもも大人も、地域のみんなの健康が守られる一年に。こういう世の中だが、行事を減らすのではなく、子どもたちに伝統や季節を感じてもらえるよう、できる形を考え続けていきたい」と見守った。
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