令和生まれ小学1年生に 釜石9校に112人入学 栗林小 4人の新入生迎え最後の1年へ

栗林小学校に入学した笑顔弾ける新1年生=8日
釜石市内の9小学校は7、8の両日で、2026年度の入学式を行った。新入学児童は計112人。このうち来年度、鵜住居小と統合する栗林小(高橋昭英校長、児童24人)は最後の入学式で、4人の新入生を迎えた。児童、教職員、保護者は同校の最後を飾るメモリアルイヤーを有意義で思い出深い1年にしようと、心を一つに新年度をスタートさせた。
栗林小の入学式は8日、同校体育館で行われた。会場を彩った花々は、校名の漢字が同じという縁で震災後、交流が続く香川県高松市の栗林(りつりん)小から贈られたもの。新入生4人は在校生や保護者らの拍手に迎えられて入場し、ちょっぴり緊張しながら席に着いた。1年担任の万城目遥教諭が一人一人名前を呼ぶと、新入生は「はい」と元気よく返事をして立ち上がり、高橋校長に一礼した。

在校生や保護者の拍手に迎えられ入学式会場の体育館に入場

新入生は名前を呼ばれると、返事をして立ち上がりお辞儀をした
高橋校長は「入学おめでとう。今日からみんなは栗林小の児童です」と歓迎。演台の下から手製のクラフト「栗っ子号」を取り出し、乗車する新入生にメッセージを送った。大切にしてほしいこととして挙げたのは自分、友達や家族(周りの人)、あいさつや返事、命。「栗っ子号は誰一人取り残しません。みんなで支え合って未来に向かって進んでいきます」と話した。保護者には来年度の統合を見据え、「子どもたちにとってより良い環境となるよう準備を進めていきたい」と協力を願った。

高橋昭英校長(左)は児童全員が乗る未来行きバス「栗っ子号」のクラフトを見せながらあいさつ
市教委の川﨑浩二教育部長、同校の栗澤敬太PTA会長が祝いの言葉を述べた。在校生を代表し、藤原柚夏児童会長(6年)は「皆さんが入学してくるのをとても楽しみに待っていました」と迎え、「小学校はいろいろな勉強や運動ができるところです。栗林小には素敵な行事もたくさんあります。元気に登校して楽しい学校生活にしましょう」と呼びかけた。本年度の教職員9人も紹介された。

藤原柚夏児童会長(左上)が歓迎の言葉。校歌を歌い、教職員9人を紹介して式を閉じた

式を終え、記念撮影前のひととき。高橋校長が手にする「栗っ子号」に目がくぎ付け
式を終え教室に戻った新入生は緊張も和らいだ様子で、担任の万城目教諭のホームルームに臨んだ。机の上には交通安全の黄色い帽子やワッペン、教材、PTAからの入学祝い品などが並べられていて、担任の話を聞いたあと、真新しいランドセルにそれらをしまい込んだ。
川﨑琴和さんは「1年生になってうれしい気持ち。サッカーを頑張りたい。お友達みんなで仲良くする」とにっこり。栗澤学希さんは同校に通う姉(5年)から学校の話を聞いていて、「ずーっと楽しみにしていた」という。物を入れたランドセルは「ちょっと重たい」とはにかみ、「小学校で楽しみなのは遠足。勉強では算数と体育を頑張る」と胸を躍らせた。学希さんの母幸紀さん(31)は「栗林小での学校生活は残り1年ですが、いろいろな行事などで周りの人とコミュニケーションを取って楽しんでほしい。本人のペースでやりたいことをさせてあげたい」と望んだ。

教室に戻り、初めてのホームルーム。担任の万城目遥教諭の話を聞く

たくさんのお祝い品を贈られた新入生。ピカピカのランドセルに大事にしまう

平田の「釜石トラ作りの会」が市内全小学校の新1年生に贈った虎舞を模したキーホルダーも児童らの手元へ
同校の学校教育目標は▽よく考えやりぬく子(かしこく)▽豊かな心と思いやりのある子(やさしく)▽健康で明るい子(たくましく)。児童24人は友情を育みながら、教職員らの指導のもと閉校までの1年を元気に明るく大切に過ごしていく。

初めての小学校生活にワクワク、ドキドキ! 期待を膨らませる栗林小1年生。「1年間、がんばるぞ!」

釜石新聞NewS
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