釜石の2チーム 昭和新山国際雪合戦大会でダブル優勝! クラブ設立10周年の快挙に歓喜

第37回昭和新山国際雪合戦大会で優勝した「ウル虎ジュニア釜石」「ウル虎セブン」のメンバーと監督ら
釜石大槌雪合戦クラブ(佐久間定樹代表、30人)の2チームが2月21、22の両日、北海道壮瞥町で開かれた第37回昭和新山国際雪合戦大会(同実行委主催)で優勝した。ジュニア交流戦(小学生男女)に出場したウル虎ジュニア釜石が2年ぶり2回目、レディースの部(中学生以上の女性)に出場したウル虎セブンが初の頂点に輝いた。今年、設立10周年を迎える同クラブ。雪の少ない地域でスポーツ雪合戦競技の普及から始まった活動は、メンバーの地道な努力の積み重ねで、全国トップレベルのチームを輩出するまでに成長。地元スポーツ界に新たな活力をもたらしている。
今月23日、優勝した2チームの選手と監督ら14人が市役所を訪れ、小野共市長に大会結果を報告した。優勝チームに贈られるゴールデンビブスを身に着けた選手らは、これまで支えてくれた地元企業・団体、応援してくれた学校の同級生らに感謝の気持ちを表し、優勝の喜びを伝えた。小野市長は「さまざまな作戦を立て、みんなで努力した結果。自信を持って、今後もいろいろなことにチャレンジしてほしい」と話した。

釜石大槌雪合戦クラブの佐久間定樹代表が大会結果を報告=23日、釜石市役所市長室

レディース、ジュニア両チームの選手が優勝の感想などを述べた
大会には5部門に全国から計118チームが参加した。6チームが出場したジュニア交流戦で、ウル虎ジュニア釜石は予選リーグを2勝0敗で突破。決勝では本県の強豪、西和賀町のKING BULLを2-0(3セットマッチ、2セット先取で勝利)で下し、2回目の優勝を果たした。ウル虎ジュニア釜石は2023年に結成。同大会への出場は3回目で、今大会には釜石、大槌の小学2~6年生7人で挑んだ。小林賢生主将(双葉小6年)は「玉送りの声のかけ合いとかチームワークの良さが勝因」とし、後輩に連覇を託した。「窮地に立っても逆転できたり、最後までどっちが勝つか分からないところが面白い」と競技の魅力を語り、「中学生になっても続けたい」と望んだ。

ウル虎ジュニア釜石の小林賢生主将は「練習した成果を発揮して優勝できたので良かった。来年のメンバーにも頑張ってほしい」と話した
レディースの部には12チームが出場。ウル虎セブンは2勝0敗で予選リーグを1位通過し、8チームで争う決勝トーナメントに進んだ。1回戦で北海道日高支部代表のNAT、準決勝で本県代表のめしべ(紫波町)を破り、決勝では北海道オホーツク支部代表のRYU☆KOHAと対戦。3セット中、2勝1分けで初めての栄冠を手にした。ウル虎セブンはチームを結成した2018年に同大会に初出場したが、以降はコロナ禍による3年間の大会中止、地区予選の敗退などで出場機会を逃していた。昨年は準優勝まで進み、チーム結成9年目の今年、念願の頂点に立った。

昨年の悔しさをばねに念願の初優勝を果たしたレディースチーム「ウル虎セブン」。中学生メンバーが活躍
今季のチームは中学生5人、社会人3人で構成。競技歴7年目の柏崎楓主将(29)は「目標としていた優勝をやっと果たせた」と万感の表情。「とにかく攻めるプレー」がチームの強みで、「それが存分に発揮できた結果」と喜ぶ。雪の少ない地域ながら、ここまで力を付けてきた要因として挙げるのは、年間を通した活動。体育館で室内練習球を使った練習を週1回続けていて、「少しずつ個々のレベルアップが図られているのが大きい」という。柏崎主将は今大会の最優秀選手賞にも選ばれた。次に目指すは連覇だが、「そこにとらわれ過ぎず、自分たちが納得のいく試合をできれば」と話す。

ウル虎セブンの柏崎楓主将は、ジュニアから上がってきた中学生とチームを組んでの優勝に喜びを表した
今大会には、68チームが参加した一般の部に同クラブから男子のタイガーセブンも出場。予選リーグを1位通過し、準決勝リーグに進んだが、決勝トーナメント進出はならなかった。
同クラブは2016年秋に社会人の男子チームからスタート。2年後に女子チームが結成された。コロナ禍で運動の機会が減った中、小学生向けの雪合戦教室を開始。23年には小学生チームが誕生した。クラブ立ち上げメンバーの一人、佐久間定樹代表(43)は「小学生に教えるようになって、練習時の雰囲気もいい形に変わった。小学生で始めた子が中学生になり、大人と一緒に活動しているのもうれしいこと」と喜ぶ。年間を通した活動は競技を長く続けることにもつながっている。同クラブは毎週月曜日午後7時から中妻体育館で活動中。「やってみたい方はぜひ!」と新たな仲間の加入を呼びかける。

釜石新聞NewS
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