飲んで、食べて、歌って!?かまいし屋台村 地酒、浜焼き…おいしいもの、気軽に楽しむ

サン・フィッシュ釜石で開かれた「かまいし屋台村」=22日
地元グルメを楽しむ「かまいし屋台村」(同実行委員会主催)は21、22の両日、釜石市鈴子町のサン・フィッシュ釜石で開かれた。市内の事業者が地酒や海鮮焼きといった多彩なグルメを提供。毛ガニ釣り、カラオケ祭りなどの企画も用意され、来場した人たちは思い思いに飲んで、食べて、たまに歌ったりして遊んだ。
屋台村は市内外の物産展などに出店する民間事業者が中心となり、地元での商売につなげようと始めた取り組み。昨年8月に実施されたイベントに便乗して開催したのを皮切りに、単独、催し協力の形で釜石の味覚を消費者に届けている。今回は会場としたサン・フィッシュの空き店舗を有効活用し、街のにぎわい創出につなげるのも目的にした。
地元の飲食店や漁師、事業者など約10団体が出店。釜石産カキを使った天丼や串焼き、早採りワカメがたっぷり入った海鮮汁、釜石産鶏肉を使った台湾風唐揚げ「大鶏排(ダージーパイ)」など、各事業者が食材の“味力”を引き出したメニューを並べ、来場者の食欲を誘った。

自慢の味で腕を振るい、来場者との交流も楽しむ出店者

地元の食材を生かしたメニューを味わう来場者

魚屋さんから調達した海の幸をその場で焼いて堪能
サン・フィッシュ内の店舗から買った新鮮な海の幸をその場で浜焼きにして味わい、香ばしい匂いを広げる家族連れの姿も。銘酒浜千鳥の冬季限定酒なども味わいながら、「ぜいたく」と言いつつ、どんどん箸を進めていた。
鹿児島県に住む親族に三陸ならではの海の食材を送るため会場を訪れた奥州市の有吉令子さん(67)は、思いがけない食のイベントを堪能。「焼いたホヤがおいしかった。なかなか食べることがないからうれしい。活気があっていいと思う」と笑顔を見せた。

買い物客と笑顔を交換する「とんぼ」店主の高橋津江子さん(中)
屋台村初出店の居酒屋「とんぼ」は自慢の手作りおでんを提供した。サン・フィッシュ内に店を構えており、参加の声がかかったというが、イベント出店自体が初めてで、「不安」と店主の高橋津江子さん(84)。それでも、買い物客との対面販売は店での雰囲気をそのままに笑顔を添えて言葉を交わした。施設で空き店舗が目立つ中、人が集まる企画を歓迎。若手事業者の姿が多く、「まちを活性化させようと頑張っている」と頼もしさを感じていた。

釣れるか!?狙いを定めてカニ釣りに挑む挑戦者たち

独特な雰囲気で盛り上がるカラオケ祭り
実行委員長の平野嘉隆さん(54)=リアス海藻店代表取締役=は、高齢化や人口減などで商売を維持する厳しさを感じるも「人を呼ぶ、市民にまちに出てきてもらうため、何かできないかと企画した。海のもの、地鶏、酒と釜石の味を楽しんでもらえたら、いい」と話し、会場を見渡した。

肉厚でプリプリ食感を楽しめるイカ焼きを並べた実行委員長の平野嘉隆さん(左から3人目)
企画を目的に訪れた人が施設内の店舗に立ち寄る様子もあったほか、カラオケなど食以外の要素も取り入れて幅広い集客を狙ったことで、2日間通った人もいたり、手応えを得た。定期的な行事としての開催を思案中で、「自分たちの商売につなげながら、街を盛り上げられることを考えながら続けたい」と先を見据えた。

釜石新聞NewS
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