迫力!重機操作、試乗に夢中 平田小で建設業ふれあい事業
平田小で行われた建設業ふれあい事業。児童はずらりと並んだ重機の操作に夢中になった
県建設業協会釜石支部青年部(山元一輝部会長、27社)による「建設業ふれあい事業」は16日、平田小(鈴木崇校長、児童150人)で行われ、1、2年生52人が実際の工事現場で活躍する重機を動かした。
青年部会員に協賛事業所、重機のリース事業所が協力し、合わせて40人が児童を迎えた。校庭にはバックホー、土やアスファルトを固めるローラー車、除雪作業などで使うショベルローダー車、高所作業車の建設機械6台が並び、児童はヘルメットをかぶって順番に乗車。青年部会員に手伝ってもらいながら操作レバーを握り、土をすくい取ったり、コンクリートブロックを持ち上げて移動させるなど簡単な作業を体験した。
高所作業車に試乗し、「海、見えるね」と喜ぶ児童と青年部会員
高所作業車には安全帯を身に付けて乗り、校舎3階ほどの高さまで上がると、「ヤッホー」「イエーイ」などと校庭にいる友達に自慢げに手を振っていた。田中玲那さん(1年)は「大きい機械で少し怖かったけど、動かすのは楽しかった。動かし方を優しく教えてくれてうれしかった」とはにかみ、中里陽(あきら)君(2年)は「おじいちゃんが建設業で、橋とか作っている。こんな機械を動かしているんだと思った。かっこいい」と胸を張った。
子どもたちとの交流を楽しむ青年部会員ら。気分をリフレッシュさせ、本業に励む
同事業は、建設業への理解と関心を深めてもらおうと継続する地域貢献活動。操作体験の後には奉仕活動も行い、校門周辺の水はけをよくするため砂利を敷きならした。山元部会長は「建設の仕事を見て、触れてもらうことで、将来の職業選択にも役立てば」と期待する。
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