漁業の担い手へ一歩!いわて水産アカデミー入講式 釜石で挑む2人「若者の力を証明したい」


2026/04/20
釜石新聞NewS #産業・経済

水産業の担い手を目指す「いわて水産アカデミー」の8期生

水産業の担い手を目指す「いわて水産アカデミー」の8期生

 
 岩手県内の漁業現場で即戦力となる人材を育てる「いわて水産アカデミー」(同アカデミー運営協議会主催)の入講式が10日、釜石市平田の県水産技術センターであった。第8期生として、20~40代の11人が漁業者への一歩を踏み出した。
 
 式で、同協議会長を務める県の照井富也農林水産部長が「夢や目標の実現に向け多くのことを学び、研修生の仲間や地域の皆さんとのつながりを大切にしながら研さんを積んでほしい」と激励。代表者の浦嶋孝行さん(38)=大船渡市=に研修許可証を手渡した。
 
研修生を代表し研修許可証を受け取る浦嶋孝行さん

研修生を代表し研修許可証を受け取る浦嶋孝行さん

 
「地域に認められる漁業者に」と誓う中村海成さん(手前)

「地域に認められる漁業者に」と誓う中村海成さん(手前)

 
 8期生は、すでに漁業に携わる人もいるが経歴は多彩で、出身地も県内外とさまざま。代表し、山田町の地域おこし協力隊員の中村海成さん(27)が「仲間同士で刺激し合い、共に成長する実りある研修生活を送りたい。近い将来、漁業の担い手として地域に貢献したい」と宣誓した。
 
釜石で研修に臨む藤原和貴さん(前列右)、三上朗央さん(後列右から2人目)

釜石で研修に臨む藤原和貴さん(前列右)、三上朗央さん(後列右から2人目)

 
 釜石市関連では2人が挑む。地元・大渡町出身の三上朗央さん(49)は、観光業からの転身。観光地域づくり会社で海を生かした活動や、山岳ガイドなどの資格を生かした企画などを担当していた。その中で関わった人たちの影響もあり、「面白そう」と発起。元プロボクサーという経歴も持ち、高校時代のボクシング部の先輩のもとでワカメ漁などを学ぶ予定で、「体力には自信がある」と意気込む。
 
 もう一人は、趣味の海釣りが高じて盛岡市から沿岸部に移住した藤原和貴さん(27)。2023年秋頃から釜石・唐丹町の遊漁船のスタッフとして働いている。やはり人との出会いをきっかけに漁業者に関心を持ち、挑戦することに。ワカメやコンブ、ムール貝などの養殖を手掛ける漁業者から指導を受ける予定で、「ウニ、アワビ、ナマコなど季節の漁をやっているのが唐丹の強みで、それを残したい。そして、若者でも水産業で頑張れるということを証明したい」と熱く語った。
 
引き締まった顔で集合写真に納まる研修生、アカデミー関係者

引き締まった顔で集合写真に納まる研修生、アカデミー関係者

 
いざ研修へ!ポーズを決め、気持ちを新たにする研修生

いざ研修へ!ポーズを決め、気持ちを新たにする研修生

 
 研修生は1年間、漁業就業に必要な基礎知識から経営やICT(情報通信技術)の活用、6次産業化など高度知識までを学ぶ。小型船舶操縦士などの免許取得にも励む。
 
 アカデミーは県、県内の漁業関係団体などが連携し、2019年に開講。25年度までに55人が修了している。

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