夢実現へ出発!三陸鉄道(宮古)で入社式 「憧れの運転士に」釜石出身者も仲間入り

三陸鉄道に入社した南舘琉空さん(左)と北村侑彩さん
岩手県沿岸を走る三陸鉄道(本社・宮古市)に1日、高校を卒業したばかりのフレッシュマンたちが仲間入りした。通称「三鉄」として地域に親しまれる同社に愛着を持つ2人。そのひとりが釜石市出身の南舘琉空(たく)さん(18)で、憧れの「運転士」になるための出発点に立った。「笑顔を忘れず、あたたかい気持ちが伝わるような運転をしたい」。夢に向かい、同期入社した宮古市出身の北村侑彩(ありさ)さん(18)とともに前へ進む。
宮古市栄町の本社事務所内であった入社式。2人は真新しい制服に身を包み、引き締まった表情で臨んだ。石川義晃社長は1人1人に辞令を手渡し、歓迎。地域の生活の足として役割を担っていること、豊かな自然の景観を生かしたトレイルや宮古港へのクルーズ船寄港などで外国人観光客が増えていることに加え、東日本大震災から15年目の節目を迎えたことにも触れ、「沿岸地域の復興と発展の一端を担っているという誇りを持ち、会社と一緒に成長を目指していこう」と激励した。

石川義晃社長から辞令を受け取る南舘さん(中)

新入社員2人を先輩たちがあたたかく迎え入れる
運転士候補生として入社した南舘さんは、釜石商工高(機械科)の出身。三鉄沿線の地域に住んでいることや家族の影響もあって、幼い頃から鉄道が大好きだった。走行する車両を見るのもいいが、車窓から見る景色が特別で魅力なのだという。好きを身近にした環境で、「運転士」は憧れの職業に。「地域に貢献できる仕事に就きたい」と思っていたこともあり、「三鉄一択」で就職活動をした。

先輩社員から敬礼のやり方を教えてもらう南舘さん(右)
夢実現の入り口に立ち、「ずっと憧れてきた会社に入ることができた」と素直にうれしさを表す南舘さん。配属は運行部。車両清掃や連結作業など見習い業務に携わりながら、運転士になるための勉強に励む。資格を得るまで2年~2年半かかるといい、「先輩たちの力を借りながら、早く一人前の運転士になれるよう努力する」と背筋を伸ばした。

ビシッと敬礼して石川社長(中)と記念撮影する新人2人
宮古商工高を卒業した北村さんは、宮古駅の駅務係に配属。乗客の案内など窓口、改札業務に当たる。「地域のため」と、震災後に三鉄がいち早く運転を再開させたことを知り、「私もこんな勇敢な方々のもとで働きたい」と入社を希望。「三鉄の魅力を発信したい。笑顔を届けて、また来たいと思ってもらえるような案内をしたい」と未来を思い描き、笑顔を弾けさせた。

「笑顔を忘れず、共に成長を」とエールを送る石川社長(中)の期待に応え、ほほ笑む南舘さん(左)と明るい笑みを広げる北村さん

釜石新聞NewS
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