輝き増す〝優勝杯〟獲得へ中学生が熱戦~釜石リアスLC杯バスケ第30回大会


2021/05/10
釜石新聞NewS #スポーツ

輝き増す〝優勝杯〟獲得へ中学生が熱戦~釜石リアスLC杯バスケ第30回大会

 

 釜石リアスライオンズクラブ(永澤光雄会長、会員39人)が主催する同クラブ杯釜石地域中学校バスケットボール大会は4月29日、釜石市鵜住居町の市民体育館で開かれた。30回目を迎えた今年は、男女の優勝杯をメンテナンス。輝きを増したカップが1位チームの栄誉をたたえた。

 

大会30周年にあたりメンテナンスされた優勝杯

大会30周年にあたりメンテナンスされた優勝杯

 

 同大会は青少年の健全育成を願う同クラブが1992年に開始。例年、冬季に行われ、30回大会は昨年11月に予定されていたが、新型コロナウイルス感染症患者が市内で初めて確認されたことを受け、延期となっていた。年度をまたぎ、春に設定された大会には、釜石・大槌地区の中学校から男子4チーム、女子3チームが参加。男子はトーナメント戦、女子は総当たりのリーグ戦で優勝を競い合った。

 

釜石―甲子の1回戦。白熱したゲームが繰り広げられた

釜石―甲子の1回戦。白熱したゲームが繰り広げられた

 

 2011年の震災以降、大会は市内の中学校体育館などを借りて行ってきたが、19年に新市民体育館が完成したことで、前回大会から同館が会場に。コロナ禍の今大会は、応援に訪れる保護者は事前に学校に届けを出してもらい、入場時に本人確認。関係者以外が立ち入らないようにし、会場内での手指消毒、マスク着用、換気などと共に感染防止策を徹底した。

 

会場ではコロナ感染防止のための各種対策がとられた

会場ではコロナ感染防止のための各種対策がとられた

 

 運営に協力する市バスケットボール協会の菊地秀明会長(62)は、コロナの影響が続く本年度を見据え、「様子を見ながらだが、地元参加だけの大会はできれば開催したい。どうやったらできるかという方向で考えていく」と話した。

 

ゴール前で激しい攻防を見せる大平と大槌の選手

ゴール前で激しい攻防を見せる大平と大槌の選手

 

 同クラブの永澤会長(73)は大会30周年にあたり、「先輩会員の功績が今に残っているのはうれしい限り。学校統合で参加チームは少なくなっているが、試合の機会を欲する中学生のためにも、大会を長く続けていきたい」と望んだ。

 

試合を見守る釜石リアスライオンズクラブの永澤光雄会長

試合を見守る釜石リアスライオンズクラブの永澤光雄会長(左)

 

 今大会の結果は次の通り。
【男子(トーナメント)】
<1回戦>釜石 109-45 甲子/大平 72-28 大槌
<3位決定戦>甲子 52-31 大槌
<決勝戦>釜石 94-37 大平  
最終順位 ①釜石 ②大平 ③甲子
 
【女子(リーグ戦)】
大平 41-33 大槌/大平 43-29 釜石/大槌 50-49釜石
最終順位 ①大平 ②大槌 ③釜石

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